夏の北海道に観光ガイド派遣=沖縄のバス2社 沖縄県は夏に観光シーズンを迎えるものの(ピークの8月は毎年60万人以上)、逆に団体旅行は閑散となり、観光バス稼働率が落ちてバスガイドが余剰になってしまう。そこで、第一交通産業グループ(北九州市)の那覇バス(那覇市)と琉球バス(豊見城市)は北海道の宗谷バス(稚内市)と委託契約を結び、観光ガイドを派遣し、余剰人員の活用を図っている。 両バスの統括部長を務める大城逸雄さんは「約100人のガイドの稼働率は(夏場には)3割程度に落ちる。この間、ガイドをバスの清掃や研修に当てていたが、1億円の赤字が出ていた」と実態を話す。 ◇今年からバスもレンタル 余剰人員対策として2008年に始めたのが、観光ガイドの派遣だ。那覇・琉球の両バス会社は10年、ガイド15人、ドライバー6人を宗谷バスの利尻島、礼文島の営業所に派遣している。 今年から、琉球バスから宗谷バスへ新型観