xにシェアする facebookにシェアする hatenaにシェアする lineにシェアする 自衛隊東京大規模接種会場の経過観察待機場所=東京都千代田区で2022年10月3日午後4時17分、長谷川直亮撮影 谷口恭 オミクロン株以降、新型コロナウイルス(以下、単に「コロナ」)のワクチン希望者が大幅に減少し、昨年(2024年)の秋の接種時期には医療者でさえも接種希望者が激減しました。感染症に力をいれている大きな病院のいくつかに聞いてみると、職員の接種者は「せいぜい1割程度」だったようで、効果が薄れていることを医療者自らが実感している証しと言えるでしょう。しかし、オミクロン株が猛威をふるう前、つまり21年の終わりか22年の初頭くらいまでは、ワクチンの有効性を強く訴える医師の声は多く、「現在の有効性はさておき、ワクチンが登場した21年は有効だった。あの頃はできるだけたくさんの人が接種を受けるべきだ
