米半導体大手エヌビディアの株価が21日の米株式市場で史上最高値を更新し、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が資産額を伸ばして、フォーブスのリアルタイムの長者番付トップ10に初めてランクインした。 過去にファミレスチェーンのデニーズで給仕などの仕事をしたことがあるフアンは、2020年代の生成人工知能(AI)ブームに絡む人物としてはおそらく最も知名度が高い。 フアンの純資産は、米国東部標準時間21日午後2時までに32億ドル(約4825億円)増の1236億ドル(約18兆6370億円)となった。ファンと入れ替わって番付11位に順位を下げた元マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー(資産1224億ドル=約18兆4600億円)を抜いた。 フアンはエヌビディアの株式の約3.5%を保有しており、これらの時価総額は1222億ドル(約18兆4260億円)。フアンの資産の大部分は同社株だ。 1993年