先日、テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)は2024年第3四半期(Q3)の決算発表を行い、市場予想を上回る業績を報告した。収益は前年同期比8%増の251億8000万ドル(約3兆8200億円)、純利益は同約17%増の21億7000万ドル(約3300億円)だった。 業績が上振れしたことと、イーロン・マスクCEOが来年の販売台数の伸びはもっと強くなる可能性があるとコメントしたことで、株価は時間外取引で12%近く上昇した。注目すべきは、その上昇要因の多くが規制クレジット販売と、テスラがしばしば見過ごしがちなエネルギー事業によるものだったことだ。 テスラの業績を押し上げた要因はいくつかある。Q3の納車台数は前年同期比約6.4%増の46万2890台となり、2024年で初めて前年同期を上回った。平均販売価格は引き続き低下傾向にあり、Q3は製品ミックスの悪化や大幅な値引き提供などにより、前年同期と比べ1