太陽系外惑星J1407bの周囲には、少なくとも30本の環からなる巨大な円盤が取り巻く。この円盤が主星の前を横切るには2カ月かかるという。(Illustration By Ron Miller) 4年前に発見された太陽系外惑星J1407bは、地球から約430光年彼方にある恒星の周りを公転し、木星の10~40倍の質量を持つとされる。このほど、オランダ・ライデン大学のマシュー・ケンワージーらの研究により、土星のような環を持つことが明らかになり、この惑星の巨大な環の構造に関する彼らの論文が『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載される。 確認されている2000ほどの太陽系外惑星の中で、J1407bは特に大きいわけではない。ただ、土星のような環があると考えられるものはJ1407bが初めてで、しかもその環は、上のイラストのように驚くほど巨大だ。これを太陽系の土星に当てはめた場合、土星の環が隣の木星との
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