年末年始と携帯電話──それは携帯の混雑と規制が入り乱れる時期だ。毎年のことだが、年の初めは携帯電話による「明けましておめでとう」という大量の通信が発生し、通信キャリアは“規制”をかけることになる。 今回、こうした携帯の混雑と戦う舞台裏を、ドコモの品川・ネットワークオペレーションセンターで見てきた。 そもそもどうして規制をするのか 電話をかけようと思ったら、つながらず、画面に「お待ちください」と表示される。こんな現象を見たことがあるだろうか。これが通話規制だ。 「携帯電話は無線を使っているので災害などにも強いが、通話が殺到するとつながりにくくなる。回線がいっぱいになってしまうと緊急通信もできなくなるし、交換機の容量を超えてしまうと、最悪の場合システムがダウンし、一切の通信ができなくなってしまう可能性がある」 ドコモの災害対策室長の石川数義氏はこう話す。電波を使う携帯電話は、人数分の空きが用意
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