2006年09月13日03:30 カテゴリSciTech クロックは256bitで足りる hyukiさん経由でこれを見て、大昔のMLのオフトビを思い出した。 MORI LOG ACADEMY: モル アボガドロ数は、約6×1023個だ。ちゃんと書くと、約600000000000000000000000個である。どれくらい多いかというと、日本の人口が約1億人、つまり、100000000人だから、1億人の人間を手中に収めた孫悟空1億人を手中に収めた観音菩薩1億人を想像すると良い(できない?)。確かMacPerlのMLのことで、time()の実装のことで話あわれた後、私が戯れに「clock_tって何bitあれば足りるかなあ」の言ったら、MacPerlのFounder(現在のMaintainerはpudgeことChris Nandor)であるMatthias Neeracherがこんな要旨の返事を
ハードSFのネタ教えますトップへ タイムマシン・コンピューター ---続・物理学者によるタイムパラドックス分析--- ここでは、「物理学者によるタイムパラドックス分析」の続編として、Computers with closed timelike curves can solve hard problems(意訳すると「タイムマシンコンピューターは難しい問題でも解いちゃうぜ」)を紹介しましょう。最初に言っておきますが、 半分冗談みたいな話なので、真面目に読んで怒ったりしないように 大丈夫だね? じゃあ話に入るよ。 著者のTodd A. Brunは、『量子コンピュータで速い計算ができる、ちゅーんやったら、なんかもっと新しい物理現象使ったらもっとすごいコンピュータできるんちゃうか』と考えて、この論文を書いたそうな。そのタイムマシンを使ったコンピュータ(Brun自身はCTC、つまり閉じた時間
このページでは、まっとうな物理学者たちによる、ハードSFのネタになりそうな論文を紹介していきます。いちおう、話としては筋の通っているものばかりです。もちろん多少間違っていることが書いてあることはあるでしょう(どこも間違ってない論文の方が珍しかろう)。でもまぁとりあえず真面目に考えられているものです。いわゆる“トンデモ”さんはとりあげないつもりです。 なお、念の為に書いておきますが、ここで取り上げる論文はみな専門的なもので、読むにはかなりの苦労をともないます。面白おかしい論文であるかのように書いてありますが、実際読んでみると計算計算また計算で、ものすごくつまんないかもしれません。チャレンジしてみようと思った方はご覚悟をよろしく。 このページの更新記録 2005.3.6「物理学者によるタイムパラドックス分析」に補足を追加。 2003.2.25「実験室のブラックホール」の図面を3D
蔵本由紀教授 「非線形科学の形成 2004年3月12日 はじめに: 最終講義録 - その一断面」 京都大学理学部6号館にて この講義録は、2004年3月に京都大学を定年退官された蔵本由紀教授(現在:北海 道大学大学院理学研究科数学専攻)が、2004年3月12日に京都大学理学部にて行わ れた最終講義の内容を記録したものです。講義の録画を元に京都大学理学部の中尾裕也が 原稿を作り、本文は蔵本由紀教授ご本人に、紹介部分は篠本滋助教授に加筆訂正して頂き ました。蔵本教授が講義で使われたスライドを図として挿入しましたが、そのうちのいく つかは、権利上の理由で、省略するか、あるいは別の図で置き換えました。特に、BZ 化学 反応の実験の写真については、 京都大学理学部の北畑裕之氏に写真を提供して頂き、 また、 Prigogine 氏、Haken 氏、および Thom 氏の写真については、静岡大学
ハードSFのネタ教えますトップへ 物理学者によるタイムパラドックス分析 物理学者がまじめにタイムマシンを考えた始めたのはそれほど最近ってわけでもないんだけど、 やっぱり1988年にPhysical Review Lettersの61巻1446ページに出たMorrisとThornとYurtserverの論文から後、議論が活発になったのは確かなようだ。この論文の中でどんなふうにタイムマシンが作られているのか、って話はとりあえずおいておいて(御用とお急ぎの方はThorn本人が書いている通俗書「ブラックホールと時空の歪み―アインシュタインのとんでもない遺産」(キップ・S. ソーン(著) 林 一(訳)塚原 周信(訳)あたりをご覧くださいまし)、ここでは物理学者がタイムパラドックスとどう戦ったかを書いていこう。 その1:Polchinskiのビリヤード タイムパラドックスと聞けばSFフ
ハードSFのネタ教えますトップへ 宇宙は自然選択で進化する? ここでは、Smolinの"The fate of black hole singularities and the parameters of the standard models of particle physics and cosmology"の紹介をする。この論文およびそれに関する一連の論文についての説明は、Rüdiger Vaasの"Is there a Darwinian Evolution of the Cosmos?"というページにあるので、そっちを読んでもいいかもしれない。 我々はブラックホールがたくさん生まれる宇宙に生きている まず、我々の知る宇宙の中では、1秒に100個ぐらいブラックホールが生まれているらしい。この数字は銀河の数10^12個に、40年に一回ぐらいTypeIIの超新星が生
メインページ / 更新履歴 数学:物理を学び楽しむために 更新日 2024 年 3 月 18 日 (半永久的に)執筆中の数学の教科書の草稿を公開しています。どうぞご活用ください。著作権等についてはこのページの一番下をご覧ください。 これは、主として物理学(とそれに関連する分野)を学ぶ方を対象にした、大学レベルの数学の入門的な教科書である。 高校数学の知識を前提にして、大学生が学ぶべき数学をじっくりと解説する。 最終的には、大学で物理を学ぶために必須の基本的な数学すべてを一冊で完全にカバーする教科書をつくることを夢見ているが、その目標が果たして達成されるのかはわからない。 今は、書き上げた範囲をこうやって公開している。 詳しい内容については目次をご覧いただきたいが、現段階では ■ 論理、集合、そして関数や収束についての基本(2 章) ■ 一変数関数の微分とその応用(3 章) ■ 一変数関数の
池にたつ波 静かな池のほとりに立って,池の真ん中あたりに小石を一つ投げ入れてみよう. ぼちゃんという音とともに水面が乱れ,輪の形をした波が平らだった水面を外に 向かって広がっていく.波の輪が大きくなり,やがて我々の立っている岸辺に近 づく頃,輪はどのような形をしているだろうか?力学で学んだ方法論に従うとす ると,小石が水面に落ちたときに作り出す乱れ(初期条件)を求め,そこから水 面波の方程式に基づいて時間発展を計算し大きな波の輪の形を求めることになる だろう. しかし,経験でも知っているように,大きく成長した波の輪はほぼ完璧な円形を している.この形は投げ入れた小石の形状,大きさ,あるいは水に落ちたときの 小石の運動の状態には左右されない.大きさ 2 cm の丸い小石を投げ入れたとき も,大きさ 10 cm の角張った石を投げ入れたときも,ほぼ同じ時間の後にほぼ同 じ円形の波の輪を見ること
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く