頭のいい人による議論を見るのは、ためになるし楽しい。議論をしている両者に知性があるのが望ましいのだが、議論をしている人の一方が馬鹿でも、だんだんと「ためになる」部分は減っていくものの、「楽しい」部分は増えていく。今回は、ジェンダーフリー教育をめぐるバトルを紹介する。登場人物は、林道義さん*1とMacskaさん。まず、林道義さんによる■警告・ジェンダーフリー教育の害毒の主張。 ジェンダーチェックと称して、男女で区別することを、なんでも槍玉に挙げる。体育着やランドセルを同じ色にせよ、体育の時間も男女混合にせよ、端午の節句や雛祭りも差別だと主張される。 こうした男女無区別主義は恐ろしい弊害を生む危険がある。男女の区別をしないと、子供たちのアイデンティティーが健全に作られない、つまり自我が正常に発達しないからである。 (中略) 中でも、自分は男または女だという自己意識はアイデンティティーの基礎であ