スマートフォンはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)との相性がよい。通信圏内にいれば、いつでもどこでも自分の知りたい情報を調べられるだけでなく、FacebookやTwitterを通じて自ら情報を発信することができる。情報量もさることながら、情報の取り扱いについても、これまでの常識が通用せず、考え方そのものが変わりつつある。それが社会にどのような影響を与えるのだろうか。「ジョン・キムのハーバード講義:逆パノプティコン社会の到来」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者であり、気鋭のメディア研究者である慶應義塾大学 政策・メディア研究科 准教授のジョン・キム氏に聞いた。 スマートフォン普及の背景にあるパラダイムを構成する要素は三つある。まず「スマートデバイス」の登場。スマートフォン、タブレットだけでなく、スマートテレビ、そしてパソコンもそのなかに含まれるだろう。 次に「モバイル」

