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ブックマーク / sangencyaya.hatenadiary.com (5)

  • 試論私論西尾維新論 - 三軒茶屋 別館

    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫) 作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/15メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 275回この商品を含むブログ (227件) を見る 「というのは嘘でみんな死にました。」 (『ネコソギロジカル』p372) 自分が無意識に当たり前だと思っていたこと、常識だと思っていたことが、実はそうではなかったというときの名状しがたい気持ちには、誰しも心当たりがあろうかと思います。そんな無駄知識を今回は晒してみたいと思います。(ここまでアイヨシ記事のマクラのコピペ) 西尾維新『悲鳴伝』書評でも書きましたが、西尾維新の作風は「皆殺しの維新」と勝手に称しましたとおり「スピンオフを書いたら一冊が書けるキャラたち」を容赦なく使い捨てる(殺す)という特徴があります。 ●まったく、最悪で最高だ。 西尾維新『悲鳴伝』 これは「

    試論私論西尾維新論 - 三軒茶屋 別館
  • ライトノベルとライトリーディングスについて。 - 三軒茶屋 別館

    温故知新の宝庫である青空文庫から小ネタをひとつ。 青空文庫では2011年に入ってから平林初之輔というミステリ作家・評論家の著作が立て続けにうpされてまして、一ミステリ読みとして大変有難く思っているのですが*1、その中のひとつ、「『心理試験』を読む」で以下のような記述を見つけたのでご紹介。 探偵小説の類は、西洋でもいわゆる「軽い読物(ライトリーディングス)」として、文学上には大した地位を占めていないのが普通である。 (図書カード:『心理試験』を読むより) ライトノベルという言葉が一般的なものになりつつある昨今、ちょっと読み口の軽い小説(個人差のある相対的な評価ですが)があると「ライトノベルみたい」と考えもなしにいわれがちで、そうするとライトノベル読みから「あの作品をライトノベルと呼ぶのは違うだろ」と迷惑がられるというのが巷で見られたり見られなかったりします。 そもそも、ライトノベルという言葉

  • 青空文庫で読む”文学少女” - 三軒茶屋 別館

    “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) 作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/04/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 312回この商品を含むブログ (602件) を見る 自分メモがてら”文学少女”シリーズに登場する文学作品のタイトルを抜き出して、その中から青空文庫に収録されている作品についてはリンクを貼ってみました。 表の見方ですが、作中に少しでもタイトルが出てきたものはすべて表に加えました。タイトル表記にぶれがあるものについては作中の表記を優先しました。また、青空文庫内に複数のファイルが収録されている場合には、旧字よりは新字を、旧仮名よりは新仮名を優先しました。 外国人作家の表記についてですが、名と氏を結ぶ文字が、編『神に臨む作家』までは「=」、それより後は「・」が使われています。面倒だったので、ここではすべて「・」で

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  • 朝日新聞に「ライトノベル学校で必要か」という投書が掲載される。 - 三軒茶屋 別館

    朝日新聞2008年10月5日付朝刊8面の投書欄『声』に「ライトノベル学校で必要か」という投書が掲載されています*1。 要約すると、学校の図書館にラノベっていうマンガみたいなばっか増えてるけど、古典文学みたいな良書を読んでる奴はほとんどいねーぞ。人気があるからってラノベばっか増やしてんじゃねーよ。といったことが書かれています*2。 ライトノベル一冊の値段なんかたかがしれてるんだから図書館で借りるんじゃなく自分で買ったら? という主張なら分かります。ですが、「良書」とか「ためになる」という基準でを選別してライトノベルを排除するのには躊躇いを覚えます。一言でライトノベルといっても様々ですし、「ラノベとハリポタはどう違うの?」と訊かれても私には正直答えようがありません。 ちなみに、この年齢の頃の私は「ザンヤルマの剣士」や「蓬莱学園」、「ロードス島戦記」、「宇宙皇子」、「銀河英雄伝説」といったラ

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  • ライトノベルの定義を法律の学説っぽくまとめてみる - 三軒茶屋 別館

    学説 定義 長所 短所 読者主観説 ”あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。”説 自己完結。 同意が得られるとは限らない。 作者主観説 作者がライトノベルだと思って書いているものをライトノベルだとする説 作者と喧嘩しないですむ。 作者の内心が不明確で恣意的になりやすい。一般読者の認識からかけ離れた結論が出る恐れあり(作者に「ライトノベルなど存在しない」と言われたら終わり)。 内容説 『例:ライトノベルは”萌え”だ。』のように作品の内容からライトノベルか否かを判断する説 ライトノベルをジャンルと称するからにはミステリやSF、ホラーなどと同じく内容的な価値基準がないとおかしい。 何でもありがライトノベル質じゃないの? 形式的客観説 代表的なライトノベルレーベルから刊行されているものをライトノベルとする説 基準として明確。 いわゆるライトノベ

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