概要 エロゲに関して最近考えたこと - tukinohaの絶対ブログ領域 自己意識を確立するためには「私」の存在を承認してくれる鏡のような他者が必要(〜)そういう鏡のような他者こそがエロゲのヒロインである、と言えるのではないか。 美少女ゲームのヒロインが鏡像的他者でありうるというのは、私もそう思います。この記事では、特に「幼なじみ」の類型を例にして、ヒロインの存在について考えます。 美少女ゲームヒロインは想像の産物 男にとって女は他者である。だが、美少女ゲームのヒロインは、男(のプレイヤー)にとって、「美」でない要素を捨象されている。つまり、他者とはいっても、現実にいる他者ではなく、プレイヤー内部の観念を反映した他者、すなわち「鏡像的他者」である。 さらに言うと、彼女らはゲーム初期ではまだ鏡像関係にならず、他者性抜きの他者、すなわち「異者」であることが多い。異者というのは、極端な例で言えば