ブルドックやら、司法試験ネタで、中断していた株式譲渡自由の原則の続きを やりましょう。 株式譲渡自由の原則は、株主の投下資本回収手段を確保するために重要な原則 ですが 「法律による制限」 「定款による制限」 の2種類の制限があるというお話をしました。 今日は、法律による制限について、お話しします。 法律によって株式譲渡自由の原則が制限される場合を、さらに2つに分類する と (1)株券発行前の譲渡に対する制限 (2)会社又は子会社が譲渡・取得の主体となる場合の制限 に分けられます。 (1)株券発行前の譲渡に対する制限 最初に「株式」と「株券」を区別することからはじめましょう。 「株式」というのは、株主が会社に対して持っている「権利」のことであり、 目に見えないもののです。 「株券」というのは、株式という権利を流通させるための有価証券(=紙) です。 株券は、すべての会社について発行されるもの
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