鹿児島県出水市の中学2年の女子生徒(当時13歳)が昨年9月、九州新幹線の線路内で自殺した問題で、女子生徒が同じ中学の生徒に恐喝されたり物を壊されたりしたとして、遺族が恐喝未遂と器物破損の容疑で県警出水署に被害届を提出したことが分かった。 遺族によると、被害届は10日に提出。昨年8月頃、数人の女子生徒から、所属していた吹奏楽部で使っていた学校の楽器を壊されたうえ、弁償を強要されたり、文房具を壊されたりしたとしている。遺族は「いじめがあったことは明らか。警察にしっかり調べてほしい」と訴えている。 この問題を巡っては、市教委が自殺の6日後、生徒368人を対象にアンケートを実施。同年11月、「いじめなど自殺の直接原因となる出来事は確認できなかった」との報告書をまとめた。 一方、遺族は同年12月以降、女子生徒と接する機会が多かった生徒と保護者を対象に独自のアンケートを実施。十数人から回答があり、伝聞