岡田克也外相が県外移設は困難と発言したことを受け、民主党県連の喜納昌吉代表は23日、「嘉手納統合案を含め、県内移設はどこに持っていこうとしても波紋を広げる。国外、県外移設以外で結論を出そうとしても簡単にはいかない」と反発し、県内移設が解決策にはならないことを強調した。 だが、身内から突然出た「県内推進」に同党県連の立場は複雑だ。新垣安弘幹事長は、米政府が沖合移動を認める発言をしていることに触れ「交渉はしないとかたくなだった米国は、新政権で交渉のテーブルに乗ってきた」と政権交代の効果を強調。 その上で「交渉はこれからも続く。民意が一つにならないと政府も対米交渉できない。民意をどれだけ強く発信できるかが沖縄に問われている」と話し、民意で政府の政治判断に影響力を与える必要性を訴えた。 ◆県選出・出身国会議員/批判、動揺広がる 【東京】岡田克也外相が普天間飛行場の「県外移設は考えられない」とし、嘉