ドラクエのキャラクター名の著作物性に関する判決(解説動画)に続き、キャラクターの著作物性に関する判決文が公開されています。故笹沢左保原作の時代劇小説に基づく「木枯らし紋次郎」というキャラクターに関する著作権侵害訴訟です。 「木枯らし紋次郎」は今の若い人にどれくらい知られているでしょうか?「あっしには関わりのないことでござんす」が有名なせりふになっているニヒルな渡世人のキャラクター(いつも長楊枝を咥えているのが特徴)です。1972年から始まったテレビシリーズは大ヒットし、その後、何回か映像化されています。 著作権法の大原則は「表現を保護するがアイデアは保護しない」です。絵やせりふなどの具体的表現だけではなくその背後にあるアイデアや設定まで著作権法で保護し、摸倣は許されないとしてしまったら表現の自由が大きく阻害されてしまいますよね。ニヒルな渡世人を主人公にした時代劇は(笹沢左保氏の著作権が切れ
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