若者の東京への一極集中を是正し、地方の活性化を図る狙いがある。6月に閣議決定する予定の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に盛り込み、来年の通常国会にも関連法案を提出したい考えだ。新法の制定を視野に入れている。 定員規制では、学部を新設する場合でも全体の定員を増やさないよう、既存の学部を改廃するよう義務付けることを検討している。内閣官房まち・ひと・しごと創生本部の「地方大学振興に関する有識者会議」(座長・坂根正弘コマツ相談役)が11日にまとめる中間報告に明記される。
5月3日に閉鎖した投稿サイト「Free Books(フリーブックス)」に対し、以前より小学館や講談社といった大手出版社が連携して、法的手続きを含む対応の準備を進めていたことが分かりました。出版社側は今後もフリーブックス側の動向を注視するとともに、こうした海賊版サイトを利用すること自体違法行為に当たるとして、ユーザーに注意を呼びかけています。 トップページで閉鎖を知らせるフリーブックス フリーブックスは自作の電子書籍をアップロードして無料公開するサイトとして昨年オープン。しかし実際は、出版社の漫画や写真集といった著作物を無断でアップロードし、利用者も無料で読み続ける、犯罪の温床と化していました。一部報道によると、無断公開されたとみられる作品は最終的に5万点に達していたとされています。 閉鎖前のフリーブックスのサイト画面 4月末からネットで大きく問題視され始め、5月3日にサイトがトップページで
スピン経済の歩き方: 日本ではあまり馴染みがないが、海外では政治家や企業が自分に有利な情報操作を行うことを「スピンコントロール」と呼ぶ。企業戦略には実はこの「スピン」という視点が欠かすことができない。 「情報操作」というと日本ではネガティブなイメージが強いが、ビジネスにおいて自社の商品やサービスの優位性を顧客や社会に伝えるのは当然だ。裏を返せばヒットしている商品や成功している企業は「スピン」がうまく機能をしている、と言えるのかもしれない。 そこで、本連載では私たちが普段何気なく接している経済情報、企業のプロモーション、PRにいったいどのような狙いがあり、緻密な戦略があるのかという「スピン」に迫っていきたい。 ゴールデンウィーク中、70代の女性が軽自動車で病院の待合室に突っ込んで13人がケガするという事故が大きく報じられた。 女性の供述からアクセルとブレーキの踏み間違いの可能性が高いというこ
職員の残業を減らそうと、神奈川県の横須賀市がある取り組みを試した。すると、月によっては前年比で2割ほど減らすことに成功した。その策とは――。 市によると、職員の時間外勤務は近年増加傾向だった。係長以下の約2800人の市職員の時間外勤務は、2015年度は計41万2200時間、市が支払った手当などは約11億4千万円にのぼった。単純計算では「時給約2700円」になる。 1人あたりでは月平均12・2時間。労災認定の「過労死ライン」とされる月80時間超の職員は101人に上り、長時間勤務の是正が課題となっていた。 そこで昨年10月、各課の課長らが、部下が全員帰るまで職場に原則残り、残業の状況を確認する試みを実施した。その名も「帰るまで見守る月間」。部下に声かけして、時間外勤務の状況把握などに務めた。 その結果、10月の時間外勤務は計2万5442時間と前年から2割弱減少。1人あたり月約2時間減った計算だ
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