大阪で行われた人気アイドルグループ「嵐」のコンサートの電子チケットを不正に転売したとして、24歳の女性保育士が書類送検されました。インターネット上でのチケットの不正転売などを禁止する法律はことし6月に施行されましたが、警察によりますと摘発は全国で初めてだということです。 警察によりますと、この保育士はことし6月から9月にかけて大阪で行われた人気アイドルグループ「嵐」のコンサートの電子チケットを、定価の8倍から14倍にあたる金額で全国の3人の女性に不正に転売し42万円を得たとして、チケット不正転売禁止法違反の疑いが持たれています。 チケットには購入者の氏名が記載されていますが、偽の社員証を作って転売先の女性たちに渡し、会場に入れるようにしていたということです。 警察によりますと、保育士は「嵐」のファンで、「全国のコンサートに行きたくて、転売して資金を稼いだ」などと供述しているということです。