英ケンブリッジ大学コンピュータ研究所は11月1日(現地時間)、「Trojan Source:Invisible Vulnerabilities」(リンク先はPDF)という論文を公開した。Trojan Sourceは、「人間のコードレビュアーには見えないターゲットを絞った脆弱性を作成するためのクールな新トリック」という。 研究者のロス・アンダーソン氏は、「Unicodeの方向性オーバーライド文字を使って、コードを別のロジックのアナグラムとして表示するこの攻撃は、C、C++、C#、JavaScript、Java、Rust、Go、Pythonに対して機能することを確認しており、他のほとんどの言語に対しても機能すると思われる」と説明する。 「人間が見るのと異なるロジックをコンパイラに示せるように、ソースコードファイルのエンコーディングを操作する方法を発見した」。コメントや文字列に埋め込まれた制御文