兵庫県宝塚市は31日、水道水の供給施設「月見ガ丘配水池」(宝塚市平井山荘)のコンクリート製の建物内にある貯水槽からレジャー用ボートが見つかったと発表した。 屋上にある点検口のふたの鍵が壊され、周囲に競泳用ゴーグルなどが残されていたことから、何者かが侵入し、水遊びなどをしていた可能性があるという。周辺住民から健康被害の訴えはないが、市は「いったい誰がなぜ……」と困惑。近く建造物侵入容疑で宝塚署に被害届を提出する。 市によると、同配水池は浄水場から送られてきた水を一時貯蔵し、周辺の約400世帯(約1000人)に供給。建物内には貯水槽(縦3・8メートル、横6・7メートル、深さ3・4メートル)が二つある。 30日午後1時30分頃、貯水槽の水位計の点検に来た市の委託業者らが、屋上に二つあるふたの一つが開けられ、中にボート(長さ約1・9メートル、幅約1メートル)とオール2本が浮いているのを発見。屋上に