1980年にナショナル・パブリック・ラジオ局長の Frank Mankiewicz が造語し、コラムニストのウィリアム・サファイアが、ニューヨーク・タイムズの中で使用したことで広まった[4][5]。 なお、日本語の「再命名」という用語は、1976年に鈴木孝夫が『日本語の語彙と表現』の中で用いている[6]。これは「レトロニム」に先立つ用語である。 人類の歴史で、もともと樹皮から分泌される粘着性の液体が固化した物質のみを樹脂(レジン、英: resin)と呼んでいた。あくまで樹木から採れたものだけが「樹脂」と呼ばれていた時代は非常に長いが、19世紀以降に化石燃料資源を原料として樹脂に似た物質が人工的に製造されるようになり、それを「合成樹脂」(英: synthetic resin)と呼ぶようになった。従来「樹脂」と呼ばれていたものをそれと区別して呼ぶ必要が生じ、「天然樹脂」(英: natural