東御市八重原の梅野記念絵画館・ふれあい館は15日、1910(明治43)年製造で同館が所有する自動演奏楽器「オーケストリオン」の修復完成記念イベントを開いた。入っている楽器は太鼓、トライアングル、カスタネット、木琴、シンバルなど。約80人がよみがえった美しい音色の演奏を楽しんだ。修復した技術者による解説もあった。 オーケストリオンは、ピアノを中心にさまざまな楽器を組み込み、1台でオーケストラのように演奏する楽器。同館には1998年の開館時、当時の館長の知人から、米国シカゴ製の物を寄贈された。約80曲が演奏可能で、5セント硬貨1枚を投入すると、自動で各楽器が動き演奏する。 傷みが出て昨年5月から演奏を中止していたが、テレビ番組で紹介されて知った大分県の80代女性が、修理費として250万円を市に寄付。同9月から、山梨県北杜市内の博物館などで修理されていた。 15日は、この博物館の技術者、脇