2005年、英ストーンヘンジで冬至の日の出を見る、現代のドルイドのリーダー、アーサー・ペンドラゴン氏。古代のドルイド教について、実際にわかっていることはほとんどない。しかしその慣習は、現代において何度も復興している。(PHOTOGRAPH BY CHRIS YOUNG, PA/AP) 現在の英国、アイルランド、フランスにあたる地域に暮らした古代ケルト人。ドルイドとは、その社会の有力な階級の人々だ。彼らは平和的な司祭だったのか、それとも危険な預言者だったのか? 自然を崇拝していただけなのか、反乱を扇動したのか? ドルイドについては、あまり多くのことはわかっていない。だからこそ、彼らに関してさまざまな憶測が生まれた。(参考記事:「英国ドルイド教、世界の夏至祭」) 最も古いドルイドについての詳しい記述は、紀元前1世紀にさかのぼる。しかし、ドルイドの特殊な役割が確立されたのは、それよりはるか前だっ