インディカー第8戦で日本人初となるポールポジションを獲得した佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)だが、決勝ではクラッシュのためリタイアとなった。 15日(水)には父を亡くしていた琢磨。19日(日)に行われた第7戦後に父の葬儀などのため緊急帰国し、最大の応援者であった父のため、告別式では祭壇をチームのメインスポンサーであるロータスのカラーに。「レースを続けることが父の遺志。天国に旅立った父にいい報告ができるよう、精いっぱい走り続けたい」とのコメントを残して第8戦の舞台アイオワへ向かっていた。 そのアイオワで琢磨は、日本人初となるポールポジションを獲得。日本人初の優勝に期待がかかる状態で25日(土)のスタートを迎えた。スタート直後には、ランキング首位タイのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)らに抜かれ、順位を落とし、その後のピットストップでも順位を落としたが、レース終盤までトップ