【パリ=石黒穣】本社が銃撃され編集長らが犠牲となったフランスの政治週刊紙「シャルリー・エブド」は、14日に予定通り次号を発行する準備を進めている。 本社を襲った容疑者兄弟の脅しに屈することなく、これまで通りに批判のこもったイラストを掲載する方針だ。 同紙のイラストレーター、コリン・レイさんは、仏紙リベラシオンに、「宗教をめぐる批判は緩めない」と語り、イスラム教についても、風刺するイラストを描き続けることを宣言した。9日に治安部隊に射殺された容疑者兄弟は、シャルリー・エブド紙がイスラム教を揶揄(やゆ)するイラストを載せたことを銃撃の理由としていた。