上木 貴博 日経ビジネス記者 2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。 この著者の記事を見る
上木 貴博 日経ビジネス記者 2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。 この著者の記事を見る
吉田:日本企業にとってイスラム金融が持つ意味は大きいです。例えば、ある企業がサウジアラビアの建設プロジェクトに加わろうとします。関与の仕方にはいくつかの形があります。投資から操業まで関与する商社やメーカー。建設のみを請け負うエンジニアリング会社やゼネコン。投資のみの機関投資家や金融機関が典型的です。いずれにせよ現地での投資や資金調達において、普通の金融とイスラム金融のどちらの要望があっても応えられるようにしなければならない。 イスラム金融による調達だけでビッグプロジェクトが遂行されることは少ないかもしれません。それでも両方に対応できないと、普通の金融で遂行する案件でも(発注元から)声がかからなくなる可能性があります。つまり、オイルマネーのジャパンパッシングが起きかねない。 早稲田では、できるだけ実務に即した授業を心掛けています。イスラム金融の歴史や概要に触れるのは初回のみ。第2回からは、利
上木 貴博 日経ビジネス記者 2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。 この著者の記事を見る
豚は食べてはいけない。アルコールを飲むのもいけない。利子を取るのも、偶像崇拝もダメ--イスラム教について学ぶと、その「制約」の多さに驚かされる。宗教的戒律というものになじみの薄い日本人には特に奇異なものに感じられるかもしれない。 だが、どんな文化にも忌避するものや禁忌とするものはあるものだ。例えば、鯨を食べるか食べないか。犬を食べるか食べないか。その理由を突き詰めれば「昔からそうだから」「そういう文化だから」という答えしかないはずだ。 その「文化」というものが、イスラム圏においてはイスラム教と混然となっている。イスラム教は、私たちが思うような冠婚葬祭や祈祷を司る「狭義の宗教」ではなく、それは法であり、文化であり、生活習慣そのものでもある。イスラム教に対する偏見や先入観の大半は、私たちが「宗教」と聞いて思い浮かべるものとイスラム教との間にあるズレから生まれたものなのかもしれない。 であるなら
池田 信太朗 日経ビジネスオンライン編集長 2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職 この著者の記事を見る
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