Jenny Saville アート本 たかみ -... www.woodpreneurlife.com
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「──僕的には、やっぱり一番問題だなと思ってるのは、ロボットってまだサイエンスになってないんですよね。生物学も昔はナチュラルヒストリーでした。それが、進化論以降、バーッとサイエンスになりましたよね。生き物の背後に隠れてた構造を明らかにしたところが進化論のすごいところで、それがきっかけでDNAの研究になったり、それこそ21世紀になってiPS細胞の山中先生のノーベル賞の話につながっていったりする。そこがサイエンスのすごいパワフルなところなのに、ロボットの世界にはまだそれがない、と」 「──今、我々がやってる研究っていうのは、それこそ昆虫の話にしろ、二足歩行の話にしろ、ヒューマノイドの話にしろ、それぞれが博物学的に研究されてるだけで、それをサイエンスとして体系づけるための構造がまだ見えてない。それが、多分、我々が今置かれてる状況だと思うんです。それを見つけたいっていうのが、僕の大それた夢なんです
二足歩行には、様々なテーマが詰まっている。特にメカ(身体)と計算(脳などによる情報処理)のせめぎ合いなど、これまで話題にしてきたことの中で中心的課題になるテーマも鋭く立ち現れる。そこで、飯田さんの研究室のひとつの柱である、歩行ロボットに立ち戻ろう。 ブレインレス・ロボット。 脳がないロボットと、飯田さんは言葉にした。 言い換えれば、センサーからの情報をもとに計算し情報処理するコンピュータが搭載されていないということだ。 「大きな脳」ではなく「小さな脳」の分散処理で条件反射をたくさん重ね合わせ、成功したお掃除ロボットよりも、はるかにラディカル(過激、根源的)な発想だ。 「実は、センサーもコンピュータも何も入っていないんです。ロボットは、単に体の一部を前後に振ってるだけなんですけれども、それにもかかわらず、いろんなことができると。我々が最初にやっていた研究ではこういうふうだったんですね。見ても
前に、二足歩行は、倒立振り子の運動として考えられると教えてもらった。坂道を受動的に下る歩行玩具など、まさにその単純な例だろう。ところが、競歩は、振り子の運動では、一見説明できない謎の多い歩き方なのだそうだ。 「競歩の選手はものすごいスピードで歩きますよね。なのに地面から足が浮いてしまわないと。でも、人間の足を振り子だと考えると、質量があって、棒があって、これが振れたときに、ある程度のスピードになると遠心力が重力に勝って浮いてしまいますよね。理論的にシミュレーションすると、競歩のスピードは無理なんです。大雑把な計算では理論的には秒速3メートルくらいが限界のはずですが、オリンピック選手などは秒速4.5メートルくらいまで出るようです」 理論的には無理でも、現実に競歩のトップ選手は、その1.5倍ものスピードで、地面に足をつけたまま歩行する。なぜ、そんなことができるのか。 「競歩の選手は、お尻と足首
飯田さんのここまでのお話を伺っていると、「バイオ・インスパイアード」なロボットには大きく分けてふたつの要素が組み込まれているように感じた。 ひとつは、生き物のメカの部分に関わる部分。ミツバチの目の構造や、エネルギー効率のよい歩行ロボットなどはこちらに当たるだろうか。 もうひとつは、情報処理的な部分で、必ずしも大きな脳(コンピュータ)で中央集権的に大量の計算をこなさなくても、条件反射的な分散処理で事足りる、いやその方が適切なことがあるということ。飯田さんの「大ボス」、ブルックスのルンバのエピソードは、そのことを語ってあまりある。 もっとも、飯田さんが日本を飛び出して最初に取り組んだミツバチの「ビジョン」の問題も、本来なら大量の計算処理が必要だったかもしれないのを、メカ的な工夫で計算量を減らすというもので、つまり、メカの問題と情報処理の問題は、不可分に結びついているようにも思える。 そのあたり
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル みわよしこ 急増する生活保護費の不正受給が社会問題化する昨今。「生活保護」制度自体の見直しまでもが取りざたされはじめている。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を知ってもらうことを目的とし、制度そのものの解説とともに、生活保護受給者たちなどを取材。「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 今
結婚と宗教は密接な関係を持っています。多くの宗教――特にイスラム教――は婚姻関係にない者が性関係を持つことを禁じているからです。 イスラム教における結婚の重要性を象徴しているのは預言者であるモハンマッドの伝承です。モハンマッド預言者は「結婚した人は、信仰の半ばを達成した」と語るぐらい、結婚を重視しました。残りの半分は「敬虔さ」を通じて達成することができるとモハンマッドは言いました。ちなみに、2回結婚したからといって信仰が完成するわけではありません。 現在も、多くのムスリム国に「一夫多妻」制が存在しています。これを理由に、女性権利運動家がイスラム教を批判しています。イランは、一夫多妻制度を法律で禁じているわけではありません。法律上、一夫多妻を認めているケースがいくつがあります。妻が病気になり主婦や妻としての役割を果たせない時。夫が他の女性とも結婚することを、妻が許可する場合などです。 しかし
スイスのチューリッヒ工科大学で、生物からアイデアを得たロボットの研究室長を務める飯田さんは、およそ15人のスタッフを統率し、日本にいる我々から見ると奇抜なコンセプトのロボット開発を続けている。1974年生まれだから、30代後半であり、研究者として最前線に飛びだした気鋭という立場でもある。 では、飯田さんはどうやって、今の立ち位置にたどり着いたのだろうか。 「子どもの時に興味は、もう飛行機だとかロケットだとかでした。まあ、父の影響です。父が航空宇宙関係の仕事をしていたので」 父上は、NASDA、旧宇宙開発事業団に勤めていたそうだ。それなら、確かに、少しでもそっち方面の興味がある子は、「飛行機だとかロケットだとか」に引き込まれるだろう。さらにお祖父さんがエンジニアでもあり、一族が、乗り物・機械の専門家だったのだという。 「大学院でたまたまロボットに出会って、ああ、これちょっとおもしろいかなって
貴様には十年早い(法律的な意味で) 生まれて初めてプロポーズを受けたのは7歳の夏だった。母と妹と三人で、父親の単身赴任先であるタイのバンコクを訪ねたときのことだ。 父のクライアントに招待された夕食の席で、食後、配膳を仕切っていた若い給仕長が我々の会話に加わって私の傍らに跪き、流暢な英語を片言の日本語に切り替えて、「美しいお嬢さん、どうか日本に帰らないで、ここで僕のオヨメサンになってください」と言った。すっかり驚いた私は、顔を真っ赤にして部屋から飛び出し、廊下を走って洗面所まで逃げた。 おそらくは父への「接待」の一環だったのだろう。上等なレストランの宴会個室で、スーツ姿の重役たちに、奥様もお嬢様もお美しいだの何だのさんざんお世辞を言われた後、デザートとともにダメ押しの座興。期待通りの初々しい反応に、場は大いに盛り上がった。帰途、子煩悩の父親はすっかりデレデレで、母親は、まだ幼い女児を笑い物に
シガー・ロスが今晩、ロンドンで行われるスタジオ・ライヴをネット中継することが明らかになった。このライヴはBBCの6 musicのために行われるもの。 こちらから。
東京財団研究員・政策プロデューサー 小原凡司 「中国は拡張主義だ」という主張をよく聞きます。 確かに、中国の活動範囲は広がっています。特に、海洋における法執行機関の強化や海軍の増強には、目覚しいものがあります。中国は、今年3月の全国人民代表大会において、国家海洋局の強化を打ち出しました。ここで、国土資源部海洋局海監、農業部中国漁政局、公安部辺境海警、税関海上監視警察を統合する法案が承認されたのです。 海軍も負けていません。中国海軍は、昨年9月に、初の航空母艦「遼寧」を就役させました。「遼寧」は訓練用ですが、国産空母の建造を計画していると言われます。その他にも、中国版イージスなどの船を多数建造しています。行動範囲も広がっています。西は、ソマリア沖海域で海賊対処活動を行っていますし、東では、沖縄南西諸島を抜けて、頻繁に西太平洋で訓練を行っているのが、海上自衛隊によって確認されています。また、
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