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ブックマーク / mamiamamiya.hateblo.jp (40)

  • 世界でいちばんしびれる女 - 雨宮まみの「弟よ!」

    私はその昔、夢野まりあという女優さんが妙に好きで、彼女に取材させてもらえることになったときはとても喜んだ。ちょっとアメリカンポルノみたいな感じの、人気のある女優さんだった。私が彼女に取材できたのは、彼女が人気の全盛期を過ぎて、少し年齢を重ねてきてからのことだった。 夢野まりあは取材に遅刻してきた。遅刻するところも「すみませ〜ん!」と言いながら駆け込んでくる姿も、心からいいなぁって感じで、私は全然いやな気分になんかならなかった。 「ちょっとごめんなさい、写真撮るんですよね? メイクしてもいいですか?」と言って彼女は化粧ポーチを3、4つバッグの中から取り出した。「もちろんいいですよ、どうぞ」と言うと、彼女はなんとマニキュアから塗り始めた。マニキュアが乾くあいだに、爪に当たらないよう器用にメイク道具を駆使して、ファンデーション、チーク、アイライン、アイシャドウ、マスカラを塗っていった。時間はさほ

    世界でいちばんしびれる女 - 雨宮まみの「弟よ!」
  • 今“こじらせ系女子”がアツい! - 雨宮まみの「弟よ!」

    「こういうタイトルつけときゃはてブ稼げるんだろ!? ああん?」と言わんばかりのタイトルで始めてみましたが、こんなブログをお読みのこじらせガールのみなさんに朗報です。朗報と言い切るのもお恥ずかしいですが、私がひっそりしつこく長文を垂れ流していたポット出版のサイトの連載『セックスをこじらせて』が、単行になります。まさか、こじらせパワーでまで出すことになるとは……今わたしもしかしてこじらせガールの中でも重症具合がトップクラスに入るんじゃなかろうか……。 そして単行には、九州長女系こじらせガールとして私と存分にタイマン張れる、久保ミツロウ先生との対談が収録されます。お互いにお互いのこじらせっぷりを慰め励まし分析し合って幸せになれる道を探るつもりが樹海の奥深くに分け入ってしまったみたいな超ゆかいな対談です。「九州長女系は根が深いから、そんなに簡単にこじらせが治療できない」という、私がこのしょぼ

    今“こじらせ系女子”がアツい! - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/10/09
    「こじらせまくっている超重度のサブカル男子」って、誰なのか、若干気になる。
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    WEBスナイパーの「女性向けAVの現在形」という特集で、シルクラボのプロデューサー・牧野江里さんのインタビュー記事を書いております。ほかにもシルクラボ『恋するサプリ』のレビューや、この夏リリースが始まったばかりの新規女性向けAVレーベルJuicyDinerの『オナ×MEN』のレビューも書きましたので、近日中にはアップされると思います。『恋するサプリ』で「オレの前でだけは、ダメでいいんだよ……」というセリフを聴いてヒザから崩れ落ちました。シルク作品はほんと、韓流ドラマとか好きな人はわりとハマると思うわ! 牧野江里さんインタビュー http://sniper.jp/300special_issue/3009adultmedia_for_woman/avsilk_labo.php#more

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/09/25
    へー。「『恋するサプリ』で「オレの前でだけは、ダメでいいんだよ……」というセリフを聴いてヒザから崩れ落ちました」
  • 健全な性欲 - 雨宮まみの「弟よ!」

    自分の性欲について、マイナスのイメージはない。オナニーして罪悪感を感じたことなんてないし、虚しいとも思わない。いやうそたまに思うけど、それは私がセックスしたいのにできなくて代わりにオナニーをしてるから思うだけで、嫌悪感はまったくない。 マイナスのイメージはないのに、自分の性欲のことをちゃんと考えようとすると、あまりにもそれがドロドロに煮詰まっていて、苦痛だったりする。 性欲が満たされたことが、まったくないわけではないけれど、満たされてもそれは一瞬のことでまたすぐに飢えた状態がやってくる。べてもべても毎日ご飯をべないとお腹がすくみたいに、おいしいものをお腹いっぱいべても次の日になればまたお腹がすいている。べ物ならいい。いつでもどこでも調達できるし、そんなにお金もかからないし、おいしいものをべるにも、自分で工夫したりどうにでもなる。 セックスはそういうわけにいかない。そこに至るまで

    健全な性欲 - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/09/07
    「マイナスのイメージはないのに、自分の性欲のことをちゃんと考えようとすると、あまりにもそれがドロドロに煮詰まっていて、苦痛だったりする」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★今年の夏のいちばんの思い出は『まんが道』(藤子不二雄A先生)を読んだことですね。いまどきのドラマチックなマンガや、内面のややこしい部分を描くマンガに慣れていると、すごくシンプルで淡々とした表現に感じるのですが、印象的なエピソードをこれだけ絞り込んで描けるのがまず、ものすごいです。マンガに関わるエピソードと、田舎の少年が成長していく日常のエピソードが、わかりやすく、くどくなく、楽しんで読めて大事な部分は省略しないバランスで描かれていて感嘆しました。 号泣するようなデカい名場面に向かって物語が進んでいくようなタイプの話ではないのに、じわじわくるものがあって心からしびれます。満賀道雄の才野茂に対する嫉妬や劣等感は読んでてとても身近に感じられるし、それ以上に満賀道雄から見た才野茂がいかにすごい人であるかも感じます。そして、満賀道雄が才野茂のことを、どれだけ好きかなのか深く感じます。はっきり「好き

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/08/29
    『まんが道』、面白いよね。
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    今日『ミュージックマガジン』を読んだ。自分が老後について考えることによく似たことが書いてあった。 老後のことを、ときどき考える。今のままじゃまったく生活していけない額の年金しかもらえない。国民年金基金というのがあるけど、年金も生活保護も破綻するんじゃないかというときにそれがちゃんと機能してるのかかなりあやしい。ある程度貯金できていたとしても金がないだろう。身体も動かなくなるかもしれない。 今までは他人事として考えていた老人の生活を、自分もいつかそうなるのだと地続きのものとして考えたら、絶望的な気分になった。なるほど、だからみんな会社に終身雇用してほしがっていて、地方に引っ越して家を買ったりしていたんだなと初めて腑に落ちた。 自分が見る限り、老人はずっと社会のお荷物みたいな扱いをされてる。自分が老人になったら「社会のお荷物になったんだな」って絶対に感じると思う。誰だって、誰かのお荷物になんか

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/08/22
    この感覚は理解できる。/じゃ、どんな社会にしたらいいんだろう。/日本はフリーランスには厳しい社会ではあるけど、だからこそ、自己防衛できる手段をいろいろ持つべき、とは思う。思うが、さて…。
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★ポット出版の連載『セックスをこじらせて』更新しました(http://www.pot.co.jp/kojirasete/)。もやもやする展開ですがさらにもやもやしてくるのでなにとぞお付き合いください。 ★水の危機がおとずれましたね。水どころの騒ぎじゃない地域の人もいて、そちらを軽視しているわけではありませんが、こういう想像だにしなかったことがつぎつぎに起こると「このあと日は、東京はこうなる」という予想ゲームに興じる気は、さらさらなくなりました。 会社や仕事のために生活を犠牲にするような働き方でない仕事の仕方ができるようになればいい、少しでも多くの人が、自分の安心できる土地に行ければいい、その人の思う「いちばん良い選択」を選ぶのに、大きな障害があったり、失うものがとても大きかったりしない、そういう状況であればいいなと、ただの希望ですが、思ってます。 私自身は、東京が好きなので、東京での暮ら

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/03/24
    「こんなふうになっていてさえ、私はこんな東京を見ていられることが実は嬉しいです。こうなって嬉しい、ということじゃない。まだ東京にいられて、自分の目で見られることが嬉しいです」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★メンズナウの連載「AV監督への33の質問」平野勝之監督編、後編がアップされました。 http://www.mens-now.jp/columnPref_2011-03_1_amamiya.html なにとぞよろしくお願い致します。 ★買いだめ騒動とか言ってるけど、都内はマジで「パンがなければお菓子をべればいいじゃない!」状態になっちゃったのが、こんな状況でなんだけどじゃっかん笑える。 ★「こんなときだからこそ」って、イヤな言葉だよねー。こんなときだからこそ、って言われてもさ、平常時にも害虫のような扱いを受けているわれわれエロ業界の人間は、こんなときだからこそとも言えない感じがあるわけだし、「こんなときだからこそ」っていう言葉になんか善意の同調圧力を感じて、軽くぐったりするわけ。 昔、淡谷のり子先生(気持ち的に先生をつけざるを得ない)が戦時中にもんぺをはかないことで非国民! とかののし

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/03/18
    「買いだめ騒動とか言ってるけど、都内はマジで「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!」状態になっちゃったのが、こんな状況でなんだけどじゃっかん笑える」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★おととい深夜に「ラブソングができるまで」という、ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが出ている、音楽がよくできてるいいラブコメをテレビでやってて観ていたら、笑ってるときに急に不安が襲ってきて、ビックリしました。 映画観て笑って、日常の感覚を取り戻したら、はじめて不安を感じたみたいです。 どこか高揚してて、それまで怖さを感じなかったし、頭も「非常時モード」になってたんでしょう。 おかげでそれ以降は必要以上にリラックスしてしまい、一応買いにいったけど懐中電灯が売り切れてたので代わりに買ったセンサーライトを眺めながら「これ多分一年後の断捨離で捨てるよな。こんなときだからってこんなもの買うなんて、しょせん私の断捨離はファッション断捨離……」と反省したり、出来心で『賭博堕天録カイジ 和也編』を読んでこれが「人は生きるか死ぬかの状況に追いつめられたら簡単に愛や友情を裏切る! 俺がそれを証明してやる!

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/03/17
    「だから、楽しむことを我慢しちゃいけない。自分が我慢してたら、人が楽しんでることも許せなくなる。いつか幸せになることも大事だけど、今も幸せで楽しかったらそのほうがいいに決まってる」
  • 東京のみなさまへ - 雨宮まみの「弟よ!」

    九州の母から「なんとかこっちに帰ってこれない?」とメールがありました。 ニュースで頻繁に続く関東の地震速報や原子力発電所の映像を見て不安になったのだと思いますが、うちの母のように不安な気持ちになっている人も多く、関東でもニュースを見ていると自分の身だけでなく、被災地のことを想像して感情が暗いほうに引きずられて不安定になっている人がたくさんいます。 私もラジオをつけたら、宇多田ヒカルの歌が流れて嗚咽してしまいました。 自分で思っている以上にはりつめている人も多いと思います。 私を含め、東京のライフラインは大部分が大丈夫です。お店も普通に営業しているし、電車も動いてる。地震以降、多くの家庭が非常や水の用意はしているし、停電も今のところ回避されています。停電になるとしても、一日の間のほんのわずかな時間でしょう(※停電に関するサイトを貼ってましたが、常時情報が更新されているので削除しておきます)

    東京のみなさまへ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/03/14
    「だまされたと思って甘いものでも食べてみてください。食べ物完売のコンビニでもお菓子はいっぱい売ってます」
  • 35 - 雨宮まみの「弟よ!」

    今年の年末になって、来年は35歳だなと思ったから、というわけではないんだけど、今年後半、なんか初めて年齢のことが重く心にのしかかってきた。今までさんざん「三十路だから」とか言いまくってたのはなんだったんだ! という話だけど、それは三十路ってことにそれほど重さを感じてないから冗談でいくらでも笑い飛ばせたんだよね。 童話の白雪姫で、小さい頃は白雪姫のことを素敵だな、継母(だったよね? 実母?)はみにくい、ひどいやつだな、と思ってたけど、最近はあの継母のほうに感情移入してしまう。「自分より若く美しい女を毒リンゴで殺したい」とか、そこまで思ってるわけじゃなくて、あの「鏡よ鏡、世界でいちばん美しいのは誰?」って聞いて、「あなたでございます」と鏡が言ってくれるという孤独な遊びに夢中になる気持ちが、なんとなくうら寂しい感じで胸に迫ってくるのである。 思えば、あの人、えらい立場の人なはずだ。部下にいくらで

    35 - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/01/04
    「モテとかセックスの面で難しい年齢に突入してるのは事実だけど、自分より若い人にこれだけは言っておきたいんだが、30代のセックスって異常に気持ちいいですからね」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★よく童貞こじらせたルサンチマン系のマンガで、主人公(童貞もしくはそれに類するかんじの人)が愛するヒロインが、実はヤな感じのイケメンとデキていて、主人公は「あいつもそんなクソビッチだったなんて……! 裏切られた!」と血の涙を流すみたいな展開があるけど、もとを正せば主人公のそいつが「かわいいヒロイン」にベタ惚れで、こういうマンガでもブスのことはものすごく残酷にブスに描いてあって、そんな女とは絶対にヤリたくもないとか、ヤッちゃったりするとそれが最低の悪夢のような出来事として描かれていたりして、結局純愛とか言ったって見た目で女選んでることに変わりはないのに、その女が見た目で男を選んだらビッチ扱いってなくね? と思ってしまう。 童貞にはなんの恨みもいやな感情も持ってないけど、こういうルサンチマン系のマンガに便乗して世間への恨みを晴らしてるような人は苦手だな。イイ男に群がる女を非難する前に、自分の中

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2010/12/24
    「最初にブスを蹴落としてるのは自分のくせに、自分が蹴落とされたらすごい傷ついたような顔すんの、やめてくんないかな。そんな安い浅いものを「ルサンチマン」とか呼ぶなよ」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★ここんとこの都条例問題で、最初は「規制は自由な表現を損なう!」という論調がよく見受けられたが、最近「マンガ自体はすばらしいものがたくさんあるから規制すべきでない。ただしエロ表現が過激すぎるものに限ってはちょっとどうかと思う」という論調をチラホラ見かけて、すごくうんざりしている。 言いたいことはわかるんだ。ストーリーや表現したいテーマ上、それを避けては通れない未成年のセックス描写や近親相姦描写のある作品だったら、それは許されるべき。だけど特にそういう必要性もないのにただひたすらエロを描くためにやってるものは多少規制してもいいんじゃないの? ということなんだろう。私だって例えば手塚治虫の『奇子』がダメとか言われたら、どうかそれだけはごかんべんを……他のつまんないマンガをもっと規制しちゃってもいいからこれだけは……と言いたくなるような気持ちはないでもない。 ないでもないけど、そうやって「さらに

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2010/12/08
    「エロ表現の中にも優劣はあるし、すばらしいものもあるのに、それ全部一緒くたにしてダメと言われるのも腹が立つけど「すばらしくないものは切り捨てていい」っていうのもおかしいと思う」
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★きのうロキノン文体についてのあれこれを人と話す機会があってうれしかったんですが、帰って思い出したんですけどロキノンで渋谷陽一が「電車の中でも読めるカッコいいエロ!」をコンセプトに『H』という雑誌を創刊したことがあるんですよ。一号目の特集は確かジョン・ウィリーとラス・メイヤーかな? 2、3号が順番まちがってるかもだけどロリータ、SM特集。4号目の記憶が曖昧なんだけどエロをとりあげてたのは3号か4号が最後で、リニューアル後は『H』っていうタイトルがまったく意味のない普通のカルチャー誌みたいなのになってしばらく続いてました。 何が言いたいかというと、その『H』っていう、SM特集のグラビアが当に最悪だったりした雑誌が発売される前にうたわれた「カッコいいエロを」という、その言葉がすごく自分の中に残ってて、カッコいいエロがぎりぎり実現したかな? と思えるのは最初の一号だけ(たぶんそれも今見る

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2010/03/17
    『H』懐かしい(笑)。あれ、第1号からしばらく買ってたけど、ちょっとあとで見返すとほんと恥ずかしい感じだったな。今は見たらどうだろな、やっぱりダメかな。
  • メアリー・ブレア展@東京都現代美術館 - 雨宮まみの「弟よ!」

    行ってきましたよメアリー・ブレア展。いやー、最初はあまりにも違うタッチの絵が出てきたので「もしかして私が見たかったような原画は少ないのでは……」と不安になったのですが、違ってました。最初の頃の一見ふつうっぽい絵の中に、最盛期(と言うのにはためらいを感じるけれど、ディズニー仕事で活躍していた頃)のタッチや色遣いの萌芽(わー萌芽なんて。評論家みたいな言葉使っちゃってるわ〜)が見え、それが南米に行ってから一気に、分厚い殻をやぶって実そのものが現れるかのごとく、ものすごい勢いで花開く瞬間が見える、すごい展示でした。 私はメアリー・ブレアの絵を、いい意味でも悪い意味でも「狂ってる」と思います。素直に「かわいい」とは思う。でもやっぱり狂ってると思う。これは「ヤバい」が褒め言葉であるようなニュアンスとはちょっと違っていて、メアリー・ブレアが実際にどのような精神をもった人で、薬物やアルコールとどの程度関わ

    メアリー・ブレア展@東京都現代美術館 - 雨宮まみの「弟よ!」
  • セックス特集続報 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★北原みのりさんの「an・anセックス特集」について書かれたコラム読みました。 http://www.lovepiececlub.com/kitahara/2009/07/post-175.html あと、メンズサイゾーのほうのブクマコメントも読みましたので、少々補足をば。 まず、最初に、私は「女性が女性のために作るAV」っていうのにまったく期待していない、というところが北原さんとは違うところです。北原さんが作るなら期待しますけど。だから今回もまぁ、こういうもんかと思ってた。今まで何度もこの「女性が女性のために〜なんちゃら」っていう言葉を耳にしてきましたが、ハーレクインであれAVであれ、私の期待に応えてくれたためしがないんです。ぜんぶ「女性客がターゲットだから、ソフトにね」みたいなのばっかで、正直もうガックリする以前に期待する気力ないんですよ。あと、原紗央莉ちゃんが好きだからあのDVDに対

    セックス特集続報 - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/08/04
    メンズサイゾーの雨宮さんの記事は「お仕事的」ではあった。こっちの方が面白い。セックスって個人的な問題だから、個人的な問題として書いてもらった方がいい、かも。
  • 『日曜美術館』&『ゴンゾウ』 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★リニューアルした『日曜美術館』の新キャスターに就任された姜尚中さんの声が『人不倫旅行』(ゴーゴーズ)の高橋浩一監督の声にちょっと似てる。声質っていうより物腰の柔らかさかなぁ。ゲストの村上隆が悪声なもんで、余計に姜尚中の声にうっとり……。ず、ずっと聞いてたい! 姜尚中の人不倫旅行あったら絶対買うわ!(ありません) ★再放送で『ゴンゾウ〜伝説の刑事』を見てるんですが、これむちゃくちゃ面白いですね。『相棒』と同じスタッフなのか。脚の古沢さんという人がすごくいいよ〜と聞いて観始めたんですが、ほんといいです。『相棒』にも、大人の男女のおつきあいのなまなましい感じってあるんですが、『ゴンゾウ』はもっと登場人物の年代が若いのもあって、もっとビリッと来るほどセクシーです。 最初は筒井道隆が昔関係のあった大塚寧々を無理矢理抱きしめようとしながら言う、 「無理矢理されるの好きだったでしょ? 舌の入れ方

    『日曜美術館』&『ゴンゾウ』 - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/04/13
    後半が本題。
  • 草食とか肉食とか - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★前日のエントリを見てびっくり。なんか違う色の☆がついてる! なんじゃこりゃーと思ったら、カラースターというのがあるのですね。こういうどうでもいいかわいいサービスは好きです(そして緑の☆をくださったTTTTさん、ありがとうございます)。 ★こないだある編集部から「草系男子と肉系男子のどっちが好きか、アンケートに答えてください」というメールが来たので「いやです」と返事して、そのおとなげのなさに自己嫌悪も含めて最悪の気分になってしまった(木村さんほんとすみません)。 私はその編集部のみなさんが好きだし、その企画の一環でインタビューする仕事も喜びいさんで受けているんだけど、インタビューとアンケートは違う。ある人に「草系」とか「肉系」とかいうキーワードをぶつけて話をきくのはいい。その人の発言や考えがちゃんと出てくるし、エロい話もできるし、ポジティブな肉欲を見せつけてもらうのはすごく楽しい企

    草食とか肉食とか - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/04/05
    「草食だろうが肉食だろうが男だろうが女だろうが面白い人は好きだし、友達は友達だよ。それだけのことでしょ」「「理屈で考えて面白い」ことなんか、クソだよ」
  • 『だれでも一度は、処女だった。』千木良悠子・辛酸なめ子 - 雨宮まみの「弟よ!」

    『よりみちパン!セ』(よく間違えて『よりぬきパン!セ』と言ってる人を見かけます)の新刊です。パン!セのシリーズはよく買うのですが、たまーにピンポイントで献いただきます。このは「読みたい。でも……」とためらっているところに届きました。 このは、まず著者の千木良さんが自分の母親に処女喪失についてインタビューするところから始まります。そして処女を失った人へのインタビュー、処女の人へのインタビュー、男性へのインタビューへと進んでいく。お母さんへの二度目のインタビューもあり、おばあちゃんへのインタビューもあって、千木良さん自身の処女喪失も語られていて、このへんのことはすごく面白い。 構成もいいし、千木良さんの文章はやさしく、偏見がなくて、デリケートな問題を扱うがゆえの思いやりや苦悩も垣間見えたりしてとてもいいと思うのですが、そういう問題じゃなくて、この、私にはとってもしんどくて、なかなか読み

    『だれでも一度は、処女だった。』千木良悠子・辛酸なめ子 - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/03/12
    セックスしてもしなくても、孤独は孤独だったりする。/あんまり一般化したくない問題ではあるな。
  • 不況という名の船に乗り - 雨宮まみの「弟よ!」

    「もし今後、うちのが予算を削られたりなんかしたら、俺はどうしてもつきあいの長いライターのほうを選ばざるを得ない。君はまだ若いから、今のうちにほかにも書く場所を見つけておいてほしい」 お酒を飲みながら、あるエロの編集長に言われた言葉だ。「この船は沈むかもしれない。きみは死なないように逃げて生きのびろ」って言ってるように聞こえた。帰って少し泣いた。 「エロを読む読者層って、高齢化してるじゃない? 俺と同世代の奴らも読んでると思うんだよね。だったら、俺は墓場までそいつらにつきあってやるよ」 これは、老舗でまだ売れ続けているエロの編集長の言葉だ。この人の編集は生きながらにしてすでに伝説になっている。発狂しそうな企画や言葉を思いつく人。 不況なのはほんとなんだろう。出版不況なのも、エロの世界が不況なのも当なんだろう。だけど、それが、どうしたっていうんだと思う。 覚悟を持ってエロ作ってる人

    不況という名の船に乗り - 雨宮まみの「弟よ!」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/03/05
    ま、エロに限らず、全ての表現に当てはまること。