Googleが提供する様々なサービスについて,驚くほど多くの問題が指摘されるようになってしまった。技術面からの指摘が多いけれども,法的問題としてはプライバシーや個人情報保護という点において問題があるという指摘が多い。 私もここ数週間ずっと考え続けてきた。そして得た結論が一つある。 それは,Googleのサイトには日本国の法令を遵守するという記載が存在しないにもかかわらず,「米国商務省のセーフハーバーに登録している」,「プライバシーポリシーを遵守する」という日本語の記載があるがゆえに,利用者である日本人に対して,「日本国の個人情報保護法が遵守されている」という誤解を与えているということだ。 Googleは,その利用者に対し,日本国の個人情報保護法を遵守するとは一度も約束していない。にもかかわらず,上記のような文言が存在するために,利用者は,よく読みもしないまま「当然に日本国の個人情報保護法を