McAfee Avert Labs Blog 「Protecting Privacy by Design」より February 2,2010 Posted by Ben Edelman 当記事は、米ハーバード・ビジネス・スクール助教授で当社(米マカフィー)アドバイザのBenjamin Edelman氏が寄稿してくれたものだ。 筆者は2010年1月最終週、Webブラウザ用ツールバー「Google Toolbar」の通信処理に問題があると指摘した。ユーザーがGoogle Toolbarを「無効化」して非表示にしたとしても、ツールバーは動きを止めず、ユーザーが表示したWebページや米グーグル以外の検索エンジンで実行した検索操作などのオンライン活動を記録し続けるのだ。米グーグルの対応は素晴らしかった。筆者がこの件を公表すると、直ちに許可なく行うこの通信処理の問題を修正した。しかし、大きな疑問が残
Googleが2月10日に公開した、ひとことメッセージなどを投稿してユーザー同士で交流できるサービス「Google Buzz」で、本名や現在地の位置情報といった個人情報が意図せず公開されてしまうとネットで騒ぎになっている。 Google Buzzは、Twitterのようにひとことメッセージを投稿したり、フォローしている友人のメッセージをリアルタイムで閲覧してコメントを付けたりできるサービスで、Gmailのメニューから利用できる(Googleも“なう”、GmailにTwitter風機能「Google Buzz」)。 表示される投稿者名は「Googleプロフィール」の氏名で、デフォルトだとGmailの送信者名と同じ。投稿内容は全ユーザーに公開される「一般公開」がデフォルトになっている。Gmail送信者名に本名を設定し、デフォルトのまま利用すると、自分の行動などを本名で公開することになる。 iP
■ Winny事件を振り返る Winny作者事件の控訴審判決公判が明日となった。一審判決から3年弱が経過したが、私のWinnyに対する考え方は変わっていない。当時の考えは以下の通りである。明日の判決を受けて、今度はどんな世論が展開されるだろうか。*1 Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根, 2006年12月12日の日記 Winny作者が著作権法違反幇助の罪に問われている裁判の地裁判決がいよいよ明日出るわけだが、有罪になるにせよ無罪になるにせよ、そのこととは別に、独立事象として、Winnyネットワーク(および同様のもの)がこのまま社会に存在し続けることの有害性についての理解、今後のあり方の議論を進めるべきである。(略) これまでに書いてきた通り、Winnyは、従来のファイル交換ソフトと異なり、利用者達が意図しなくても、多くの人が流通し続ける事態は非倫理的だと思うよう
IT技術でリアル空間に電子情報を付加する「拡張現実」(AR)が脚光を浴びている。中でも、iPhoneのカメラを通して視た現実世界に“エアタグ”を浮かべる「セカイカメラ」は、先ごろ発表したばかりにもかかわらず早くも10万ダウンロードを達成するヒットとなった。しかし、他のネット技術同様、ARもまた人間を悪の世界に駆り立てるもののようだ。「セカイカメラでひどい嫌がらせに遭った」という被害がすでに出ていることが、6日までの弊紙の取材でわかった。 調べによると、被害に遭ったのは都内在住会社員のAさん(30)。Aさんは今月初旬、知人女性に 「iPhoneの“セカイカメラ”って知ってる? イケてるんだぜ」 などと声をかけ、セカイカメラをダシに自宅に連れ込んだ。 ガジェットに夢中になったスキを見計らい、いざコトにおよぼうとズボンを下ろしたところ、ちょうどこちらを向いた彼女が突然笑い出した。 「キャハハハ!
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■ Macでは「何回も何回も観てニヤニヤ」がバレる 前回の日記で「「何回もクリックされてる」というのは、いったいどうやって調べるというのだろう? 」と書いたが、Mac OS Xでは開いた日が記録されていると、はてなブックマークのコメントで教えて頂いた。 それは「Spotlight」の検索用インデックス内に記録されている。「最後に開いた日」の条件で検索できることは知っていたが、その他に、デフォルト設定ではメニューにない「使用日」という隠れた検索属性が用意されていることを知った。検索属性の指定で「その他」を選ぶと、たくさんの属性が用意されていて、その中に「使用日」という属性がある(図1)。 この「使用日」のチェックボックスをオンにすると、「使用日」で検索できるようになる。「使用日」とは、ファイルを開いたことのある日が記録されたもので、「最後に開いた日」より過去の開いた日も記録されている。 たと
■ グーグル社の東京都への回答「元データは保管していない」は虚偽か 今年2月の東京都情報公開・個人情報保護審議会で、ストリートビューの問題が審議された際に、委員から、写真の顔などを自動認識や手動でボカシ修正するとき、修正前の元データはどうしているのかとの質問が出たが、これに対し、出席していたグーグル日本法人の藤田一夫ポリシーカウンセルと舟橋義人広報部長は、「元データは保管していない」と回答していた(2月4日の日記「東京都情報公開・個人情報保護審議会を傍聴してきた」参照)。このことは、審議会の公式議事録にも、以下のようにはっきりと記載されている。 ○藤原委員 質問ですけれども、先ほど表札や顔でも、顔がきちんと認識されたら修正します、ぼかしを入れる、周辺でもとおっしゃったのですけれども、文字どおり技術的な問題ですが、修正される前のデータは誰がどう保存しているのですか。つまり、(略) (中略)
公共施設などに設置したカメラがとらえた人の姿を、棒線に置き換えて表示する画像処理システムを、美濃導彦・京都大教授(知能情報学)らの研究グループが開発した。映った人のプライバシーに配慮しつつ、即座に動画でインターネット上に流せるため、「観光地などの混雑状況を自宅で手軽に確認できるようになる」としている。11日に京都市中京区の商業施設「新風館」で報道陣に公開された。 システムは、事前にカメラ設置点付近の無人の状況を、時間帯や気象条件を変えて映像に記録。カメラが一定の身長がある人の姿をとらえ=写真上=、無人時の映像との違いを感知すると、人を棒線に置き換えて動きを表現する=同下、いずれも研究グループ提供=。 グループは、街角の防犯カメラの有効利用を目指して、昨年から研究をスタート。今年7〜12月には、同施設で36台のカメラを使い、実用化に向けた実証実験を行う。美濃教授は「施設の利用人数や混雑時間帯
東京都の情報公開・個人情報保護審議会は25日、プライバシー侵害の問題などが指摘されているグーグルの「ストリートビュー」について、同社が5月13日に示した改善案に対し、残された課題はまだあるとするコメントを発表した。 ストリートビューは、2008年8月に日本国内でのサービスが開始された。Googleマップ上で指定した地点をパノラマ写真で表示し、地図の歩行者視点を提供するという機能で、マウス操作で360度全周囲を見渡せるほか、実際にパノラマ写真だけで道を進むといった使い方もできる。だが、道路上から網羅的に撮影して公開するというサービスの性質上、個人のプライバシーがネット上に公開される事態が指摘されている。詳細な写真で現地の様子がよく分かるため、犯罪への悪用を懸念する声も上がっていた。 「ストリートビュー」画面の一例 東京都の情報公開・個人情報保護審議会では、この問題に関し、2009年2月3日に
(←この報道発表資料のトップへ戻る) 〔別添2〕 意見交換してきた事項のうち、残された課題について 平成21年5月25日 審議会資料 (1) 個人情報保護法との関係について ○ 今回の改善によっても、個人の顔や表札等が明瞭に判別できる画像、自宅や生活状況の画像など、個人情報に該当すると考えられる画像は引き続き提供される。これらについて、利用目的の通知など法15条から18条が適用されるべきではないか。 ○ 本人からの削除の申し出により取得したデータは、個人情報に該当するが、これらが検索可能なデータベースとして管理されていれば、保有個人データに該当するのではないか。 (2) プライバシー・肖像権との関係について ○ 商業地、観光地と住居専用地域を線引きせず、従来どおり、個人の住宅の画像が提供されるが、個人の住居の外観の画像をインターネットで提供することはプライバシーの侵害にあたるか。一般に
■ Bluetooth探査、定点観測の場合 駅のホーム 3月の日記に掲載した図のように、電車内でBluetooth機器を観測すると、駅に出入りするごとに、ホームにいる人の携帯電話がたくさんすれ違い様に検出されるパターンが見られた。 では、それとは逆に、駅のホームの側から出入りする電車の方を観測するとどうなるだろうか。図2は、山手線の新大久保駅*2のホーム(中央あたり)で観測した場合のデータである。なお、このときは、class 1のBluetoothアダプタを外付けして使用した*3。電車が出入りするごとに数十個の機器が検出されている。点線で繋がれているのは、どこかで用を済ませて戻ってきた人のものと思われる。
グーグルは2009年5月13日,地図上のさまざまな地点の景色をパノラマ写真で表示するGoogleマップの機能「ストリートビュー」にプライバシ保護のためのサービス改善を加えたと発表した。ほぼすべての自動車のナンバープレートにぼかし処理を入れたほか,カメラの高さを40cm下げたうえで画像の再撮影を進める。画像の公開停止を依頼できる専用ダイヤルも設ける。 グーグルは2008年8月に日本国内の12都市でストリートビューを開始。地図上のさまざまな地点の風景を確認できることから,仕事の訪問先や旅行先といった「行ったことのない場所を事前に確認できるので,道に迷わなくなったなど好評をいただいている」(河合敬一プロダクトマネージャー)という。 その一方で,車のナンバープレートが表示されている,家の柵の中が見えてしまうなどプライバシを尊重していないとの意見が多く寄せられた。今回,「サービスを社会に受け入れても
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