「インチキ」や「けしからんいたずら」から生まれた数々の功績 田中邦裕氏(以下、田中):(スライドを示して)これはGoogleのサーバーですよね。 登大遊氏(以下、登):はい。これはGoogle社が1998年にスタンフォード大学のサーバー部屋の余りスペースに置いて動かし始めたもので、それが左上の写真です。しばらくして、大規模ユーザーがついたんですけど、当時はサン・マイクロシステムズのサーバーをバッと並べるというのが、標準的なプロの方法だったんですよね。 だけど、彼らはお金がなかったので、インチキな486DXのマザーボートをバッと積んで、Linuxを動かしていたんですよね。サーバーを買うお金もたぶんなくて、それで、どれがダウンしても大丈夫なように、Linuxを動かしました。今でいうクラウドのソフトウェアを自分たちで書いたんですね。 Googleは、大量のユーザーのアクセスを超高速にさばく最初の
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