東京・渋谷(「gettyimages」より) 「渋谷が30、40代の街になり、新大久保が若者の街になっている」――。少し前にSNS上に投稿されたこんな内容が一部で話題を呼んだ。渋谷といえば、かつては「若者の街」の象徴とされてきたが、近年は新大久保にも若者が多く集まっている。では、果たして本当に新大久保が「若者の街」の座を渋谷から奪い取りつつあるのだろうか。不動産事業プロデューサーでオラガ総研代表の牧野知弘氏に、2つの街の歴史、そして「若者の街」という視点で見たときにどう変遷を遂げてきたのかを解説してもらった。 渋谷は大規模再開発で計画的に30、40代を呼び込んでいた 「的を射た見解だと思います。正確に言うなら、渋谷は30~40代のある程度の収入のある男女をメインにした街になり、新大久保は10代の男女、どちらかというと女性がメインの街になってきた感じでしょうか。先日、渋谷と新大久保に実際に行
「この公園のおかげで、池袋の街のイメージが一変しました」 東京・豊島区にある「南池袋公園」。この公園は、都市公園整備の成功事例として取り上げられることが多い。 平日でも子ども連れのママたちが、安心して子どもを遊ばせながらおしゃべりをしたり、公園に隣接するおしゃれなカフェでお茶を楽しんでいる。また休日のマルシェにもたくさんの人が訪れる。広い芝生広場で思い思いに過ごす公園の風景は、治安が悪いとも言われる池袋のイメージを一新したとも言えるだろう。 しかし、鬱蒼とした樹木を整理し、明るい芝生広場とカフェを整備すれば、成功できるわけではない。 南池袋公園は、池袋というターミナル駅から300メートルという立地に、約8000㎡の大部分を占める広々とした芝生広場の整備と、地元の人気カフェ「ラシーヌ」を誘致できたという好条件がそろっている。
関連記事 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか 「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦 日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた 「セカンド冷凍庫」が注目を集めて
JR東日本が今月30日まで受け付けている2023年春開業予定の京葉線「幕張新駅(仮称)」(千葉市美浜区)の駅名公募。多くの人が駅名を考える参考にしてもらおうと、千葉日報デジタル編集部は新駅周辺を歩き、地域の魅力を探りました。 ▶イオンモールだけじゃない? 幕張新駅、周辺の魅力探る 公募駅名の参考に(前編) 後編では、30年前からあった新駅構想とその舞台である「幕張新都心拡大地区」のたどった紆余曲折の歴史を振り返るとともに、そのほかの命名の参考になりそうな情報をまとめてみました。 幕張新駅が設置される「幕張新都心拡大地区」は、街開きから20年以上も広大な空き地が広がっていたの ・・・ 【残り 2579文字、写真 1 枚】
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅の高架化工事が今年3月に完了し、駅の南北にあった踏切が廃止。周辺の渋滞や事故といった問題が解消された。同時に、鉄道で分断されていた街の東西を一体化する効果も見込まれる。今後、駅周辺の開発が進められるだろう。 高架化工事が終わった竹ノ塚駅。今後は駅前の整備が進められる 足立区は約69万人の人口を擁し、駅・街ごとに独特の発展を遂げてきた。区内一の繁華街が広がる北千住駅周辺をはじめ、区役所の最寄り駅となる梅島駅、西新井大師への参拝客の輸送を担う東武大師線との乗換駅である西新井駅など、駅ごとに特色の異なる街になっている。 高架化にともない、新しいまちづくり計画が進む竹ノ塚駅周辺にも、大きな期待が寄せられている。もともと竹ノ塚駅には西口と東口があり、これまでバスロータリーの整備されている東口が表玄関の役割を担ってきた。 一方、西口は総合スーパーの西友を中心に、小規模なが
新空港線(蒲蒲線)の整備事業で、東京都大田区が都と費用負担で合意したことが発表された。しかし意義はグランドデザインが見えてこない。 JR・東急電鉄の蒲田駅と京急電鉄の京急蒲田駅を結ぶ蒲蒲線(新空港線)の整備事業で、東京都大田区が都と費用負担で合意したことが発表された。 大田区では2022年度中に第3セクターを設立し、2035年の開業を目指す。これまで長きに渡り、建設構想だけが存在した蒲蒲線。本当に実現するのだろうか。 今回発表された計画によると、蒲田駅に乗り入れる東急多摩川線を蒲田駅と矢口渡駅の間で地下化し、地下に新設された東急蒲田駅から京急蒲田駅まで線路を延ばすという。総事業費は1360億円。国と都区、第3セクターの三者で3分の1ずつ負担する。1日の利用者数は約5万7000人を見込み、開業17年後には黒字化するとされている。 蒲蒲線の構想は1987年から蒲蒲線の概要(画像:大田区) 東急
街にはたまに、ぽつんと空いている場所がある。公園でもなく、一見しただけではなんだかよく分からなかったりする。その感じを共有したい。 「憩いの広場」という場所 先日、公園とも空き地とも言えない不思議な場所を見つけた。 これです 空き地っぽいのだが、よく見ると中に入れるようになっている。そして中央には机と椅子が用意されている。 空き地はたいてい立ち入り禁止になっているから、ただの空き地ではないような気がする。かといって公園だとすると殺風景だ。これはなんだろう。 「憩いの広場」・・? 答えは看板に大きく書いてあった。空き家対策事業として作った「憩いの広場」なのだそうだ。空き家と広場がどうつながるのか、というのは後にして、まずは中に入ってみよう。 入口がある 入口はこんなふうだ。車は入れないようになっているが、人はウェルカムのようだ。中に入って憩いたい。 椅子がバランスを保っている 独特の状態で設
JR東と西武HDが年の瀬に打ち出した“壮大すぎる”プロジェクトの中身:ワーケーション推進や沿線活性化(1/4 ページ) 2020年は世界中が新型コロナウイルスに苦しみ、泣いた1年だった。JR東日本と西武ホールディングス(HD)は12月23日、人々の生活変容と、そこから生まれた新たなニーズを背景に、双方の有形・無形資産を組み合わせた包括的な連携を行うと発表した。 コンセプトは「新たなライフスタイルの創造×地方創生」である。具体的には、新機軸のワーケーションや個人向けの移住トライアルプランなどを提案する。どういった、背景で連携が実現したのか。 構想からわずか2カ月で包括的連携の発表 20年10月頃、JR東日本の深澤祐二社長と西武HDの後藤高志社長が直接会い、その中で「両社ならば新たなライフスタイルの提案と、首都圏から地方につなげる取り組みができるのでは」という話に至ったという。両社は以前より良
4棟の高層ビルと広大な緑地に生まれ変わります。 国土交通省は2020年9月15日(火)、大阪駅北側の再開発事業「(仮称)うめきた2期開発事業」を民間都市再生事業計画として認定し、内容を公表しました。 拡大画像 大阪駅北側の再開発計画のイメージ(画像:国土交通省)。 大阪駅北側には梅田貨物駅のヤードが広がっていましたが、2000年代から徐々に再開発が進み、2013(平成15)年に正式廃止。跡地には先行して「グランフロント大阪」が開業しました。今回はそれに続く2期目の開発事業認定です。 約9.2ヘクタールの再開発地区に建つのは4棟の高層ビルを含む15棟の施設。住宅とホテル、オフィスやスパなどが同居する複合ビルで、一番高いビルは地上51階建てになる予定です。敷地の約半分が都市公園として整備され、大規模な緑化空間が生まれます。また、立体多目的道路や地下通路も整備され、大阪駅や周辺施設とのアクセス性
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