ちょー遅ればせながらTBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』を観た。 立川談春の同名エッセイの映像化。師匠、立川談志との出会いから前座時代の厳しいエピソードなどを描き、これを落語のバックステージものではなく、あくまで触れ込み通り、青春グラフィティとしてさわやかに活写していく。 あの立川談志をかつて弟子だったビートたけしが演じ、談春を二宮和也が演じる。ほかにも北野組常連の寺島進、岸本加世子、落語に精通しているさだまさしや談志からたけしに師匠を変えたダンカンなど、全体的に分かってるキャスティング。 落語の話だろくらいに思って見はじめたのだが、開始5分で傑作を確信した。中心だけクッキリしており、まわりはピンぼけてる映像、めまぐるしくチャカチャカしたカット割り、たけし演じる談志も北野映画同様、バカヤローコノヤローの応酬であり、全体にテンションは高め。印象的なセリフや脚注すらも画面に大写しにし、あとは
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