新生銀行は24日、サラリーマンの1カ月のお小遣いがバブル経済最盛期の半分、約30年前の水準になったとする調査結果を発表した。小遣いの平均額は、バブル最盛期の1990年に7万7725円とピークに達し、2012年には3万9756円と81年(4万833円)並みにまで下落した。 小遣いの減額はバブル崩壊後の景気低迷が主因だが、2000年以降のデフレ進行も影響した。 節約の対象となりやすい昼食代を見ると、92年の平均746円が05年以降は500円台と79年(565円)並みに減少。10年以降は弁当持参も急増した。さらに12年は外食の回数や飲み代が調査開始以来最低の水準まで落ち込んだ。 新生銀は欧州債務危機に伴い、景気低迷は長期化すると指摘。今後の消費増税なども家計の負担となるため、「小遣い額の回復は考えにくい」(担当者)とみる。 調査は79年にレイク(現新生銀行)が開始。これまでの記録を基に新