イスラム教の厳格な解釈に基づく統治が行われる中東のサウジアラビアで12日、初めて女性が立候補し、投票もできる地方選挙が行われました。 サウジアラビアでは、世界で唯一女性による車の運転が禁じられるなど、女性の社会進出が遅れていますが、今回の地方選挙は女性の権利拡大に向けた重要な一歩として国内外で注目されています。ただ、今回の地方選挙に全国で立候補したおよそ7000人のうち1000人近くが女性ですが、登録した有権者の女性の割合は10%にも満たず、女性の候補は男性の支持を得ないと当選は難しい情勢です。 開票は即日行われ、地方議会に初の女性議員が誕生するのか、結果は13日までに判明する見通しです。 地方議会にあたる地方評議会の選挙は建国以来3回目で、初めて女性が投票することや候補者になることができるようになりました。民主化を求める国際社会の声を受け、サウジアラビア政府が、女性の社会進出を進める政策