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ブックマーク / shinh.hatenablog.com (7)

  • WebKit のまとめとぼくと - 2010-01-09 - 兼雑記

    とまぁ当初の予定より長々と書いたのですがたぶんこれで最後。インフルエンザ的な何かでディレイが生じました。 なんとなく、「基的にはよくできてるけどそこらこちらに欠点もあるんだなー」という私の感覚が伝わってくれてたら嬉しいです。一般的に自分が多少なりと関わってるものは欠点がだんだん見えてくるって効果もあるとは思うんですが、 Chrome や社内なんかと比べてもやはり、寛容というか大雑把というか適当というか、そういう面が多分にあるように思います。 しかしまぁこれは私にとってはいいことで、それだけ初心者でもそれなりに手伝うスキがあるってことでもあるからです。そのへんは 50% のものを 80% にする方が 80% のものを 100% にするより好みだという話で、まぁ人によって違うんではないかと思います。 コードが難しいとかも私としてはむしろ楽しく感じすらする部分で、ドキュメントが無いとかもドキュ

    WebKit のまとめとぼくと - 2010-01-09 - 兼雑記
  • WebKit について (ツール) - 2010-01-05 - 兼雑記

    WebKit の開発をサポートするツール群について。 WebKitTools/Scripts に色々入っています。例えば、私がよく使うものだと、 bugzilla に patch を投稿したり bugzilla の patch をコミットしたりする (bugzilla-tool) patch を apply しつつ必要なら (svn|git) (add|rm) を呼んでくれる (svn-apply) test を走らせるスクリプト (run-webkit-tests, run-webkit-unittests, run-javascriptcore-tests など) 環境にあわせた方法でビルドする (build-webkit, build-dumprendertree, build-jsc など) WebCore を手元のものに差し替えて Safari を走らせてくれる (run-saf

    WebKit について (ツール) - 2010-01-05 - 兼雑記
  • WebKit について (テスト) - 2010-01-04 - 兼雑記

    テストについて。テストは、 Layout tests と呼ばれるもので行なわれています。 LayoutTests というディレクトリに入っています。これはテストの html を用意しておいて、それに対してどういうふうに rendering する予定であるかをあらわす render tree というものをテキストとして出力させて、それに対してテストを増やす時に置いておいた expectation との diff を取って diff が無ければテスト成功という感じで行なうテストです。 テストは、緑背景に PASS と書いてあるなど、見た目で成功しているか失敗しているかがぱっとわかるテストが好まれるようです。例えばこんな感じ: http://lt.shinh.org/t.html#t=css2.1/t0801-c412-hz-box-00-b-a 元々はその render tree の比較しかな

    WebKit について (テスト) - 2010-01-04 - 兼雑記
  • WebKit について (レビューとか文化とか) - 2010-01-03 - 兼雑記

    WebKitコードレビューについて。 Google ではこのコンポーネントはあの人が詳しそうだなーという人にコードレビューをお願いするシステムなのですが、 WebKit では WebKit reviewer 全体に review を頼んで、このコードは俺が得意だとか見られると思った reviewer が review するシステムになっています。また、 Google やら Chrome やらではほぼ committer==reviewer と言って良いのですが、 WebKit の場合は committer になってさらにかなりの修行を積んだ人だけが reviewer として認められるシステムになっていて、 reviewer は committer よりかなり人数が少なめになっています。 さてこのシステムだと実際のところどういう感じになるかというと、 reviewer を指定しないので「

    WebKit について (レビューとか文化とか) - 2010-01-03 - 兼雑記
  • WebKit について (基本的な構成とかAPIとか) - 2010-01-01 - 兼雑記

    なんかしばらく WebKit について書いてみたいと思います。開発するために必要な基的なこととかより、まぁなんか個人的に話として面白いと思ったことについて。 とりあえず WebKit 内のコンポーネントの構成とかから。 WebKit ってのはまぁライブラリなわけで、かつ Win/Mac/Linux などで動いてるので、「WebKit を使って書いたら portable なコード一個管理したら OK」的な感じなのかなーと思うんですが、その実 WebKit API は環境ごとに少しずつ違う物体だったりします。 例えば Windows だったら COM を使ったり Mac だったら ObjC だったり gtk とか kde もそれぞれのシグナル配送モデルを使って色々やったりとか。 portable なライブラリっていうと portable に書けない部分は最小限のライブラリを環境ごとに実装して

    WebKit について (基本的な構成とかAPIとか) - 2010-01-01 - 兼雑記
  • WebKit について (コード) - 2010-01-02 - 兼雑記

    WebKit のコードについて。 Google 社内のコードを見慣れてると、 WebKit のコードはまず、オープンソース的な感じというか、ありていに言うとコメントが圧倒的に少ないように感じます。特に内部についてわかってない人もわかるようなコメントを書く気は基的に無いらしく、冗長気味なコメントを書くとむしろ削ってちょとレビューされたりします。偉い人死んだらどうするのかなー的な。 あとは関数名とかもイマイチなのが多いように思います。個人的な体験で一番印象的だったのは HTML parser 内にあった parseSpecial という関数でした。この special ってのは textarea, script, style, iframe なんかの中にあるタグが無視されるような種類のものを指していたのですが、 special って命名はアレだなぁ…と。そう思いつつ WebKit の人はみん

    WebKit について (コード) - 2010-01-02 - 兼雑記
  • ■ - 兼雑記

    ところで4月くらいから Chrome をほげほげするチームに移って作業してます。チームとしては HTML5 やら CSS3 の実装を推し進めるというのが目的ぽいです。私はとりあえず WebKitCSS のバグとかちまちま潰してます。性にあっているらしく、わりと楽しいです。

    ■ - 兼雑記
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