80年代を代表するような文化人であり、NYのゲイクラブシーンを日本に伝え、「ゲイカルチャーはカッコいい」というイメージを広めた功労者でもある今野雄二さん。その死を悼む大橋巨泉さんによる追悼エッセイの中で、とても重要なことが語られていました。 80年代に活躍した映画・音楽評論家、翻訳家、小説家である今野雄二さん。石井明美『CHA-CHA-CHA』の日本語訳詞や舘ひろし『泣かないで』の作詞、伝説的なTV番組『11PM』への出演、小説集『きれいな病気』(NYやサンフランシスコのゲイクラブなどを舞台とした作品。浅田彰が絶賛したそうです)などでも知られています。 また、ブリティッシュ系のサブカルチャーに造詣が深く、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックを世に広めた方でもあります(ブライアン・フェリーの『Tokyo Joe』という曲は今野雄二さんがモデルだと言われています) 同時に、伝説の「バラダ