モンゴルの首都ウランバートル(Ulan Bator)にあるネオナチをテーマにしたバーでくつろぐ客たち(2010年7月21日撮影)。(c)AFP/KITTY HAMILTON 【9月1日 AFP】バトさん(24)はモスクワに留学経験があるモンゴル人で、話しぶりは穏やか、着こなしも洒落ている。しかし自慢げに見せてくれた携帯電話の待ち受け画面には、ナチス・ドイツ親衛隊高官の頭がい骨が映っていた。 外見を見ただけでは、バトさんがモンゴルで極右団体に指定されている3団体のひとつ、「ダヤール・モンゴル運動(Dayar Mongol)」のメンバーだとは思えない。 この排外主義団体が掲げる第1の敵は中国だ。中国とロシアに挟まれた内陸国で、旧ソ連の衛星国だったモンゴルは20年前、ソ連の崩壊とともに資本主義へ移行した。経済発展に取り組んだものの、依然としてアジア最貧国の1つに数えられている。 外国人投資家が金
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