歴史を覆す大発見! 「ユダの福音書」が明かす、イエス・キリストの最後の言葉 『ユダの福音書』を含む、冊子状の写本。パピルスの劣化が進み、修復前はぼろぼろの状態だった(写真:Florence Darbre)米国ナショナル ジオグラフィック協会は、エジプトの砂漠で見つかった約1700年前のパピルス文書を修復・翻訳したところ、この文書はキリスト教の黎明期に教会から異端とされた幻の書『ユダの福音書』の、現存する唯一の写本であることが判明したと発表した。修復した写本の一部は4月6日、米国ワシントンD.C.のナショナル ジオグラフィック協会本部で世界初公開された。 このパピルス文書では、2000年にわたって裏切り者とされてきた、イエス・キリストの弟子「イスカリオテのユダ」が、実はキリスト教の真の教えを正しく理解した一番弟子として描かれている。 「イスカリオテのユダ」は、イエスに選ばれた弟子の一人