■要約 「外国人が大量に株を買った企業」は、その後に経営指標が改善したり、株価が値上がりしやすい傾向があるのだろうか。調査の結果、必ずしもその後の経営指標が他社よりも改善する訳ではないことや、単純にこれら企業の株を買っても報われない可能性が示唆された(下図参照)。今から買ってもいい“有望銘柄”と、もう買ってはいけない“手遅れ銘柄”が混在することをよく認識し、経営内容の改善期待といったファンダメンタルズ(基礎的条件)が既に株価に織り込まれ済みか、まだ株価には上昇余地があるかの見極めが重要だ。
「ビブリオバトル」という書評合戦が、全国的に人気だ。ルールは簡単。参加者がお薦めの一冊を持ち寄って、順番に資料を使わず5分間で本の魅力を紹介。一番読みたくなったのはどの本かを投票し、「チャンプ本」を決めるゲームだ。 特別研究員として京大大学院にいた2007年、ゼミの輪読会で読む本を決める仕組みを作ろうと考案。その経緯や魅力などをビブリオバトルを題材にした自作小説も交えてまとめた。現在、人工知能やロボットなどを研究する立命館大情報理工学部の准教授=写真中央=は、「ゲームの考え方がシステム論的で工学的。書物そのものを愛(め)でることだけから発想したわけではない」と振り返る。 たしかに、書評というよりは、本をネタに自分の言いたいことを語るという方がしっくりくる。そうして本や他人の考えを共有し、「人を通して本を知り、本を通して人を知る」のが最大の魅力だ。 それだけに、ルールの改変によりゲームの魅力
『20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生み出す法』(ライアン・テイト著、田口未和訳)は、斬新なアイデアを生み出すために欠かせないコンセプト「20%ドクトリン」の可能性を浮き彫りにした書籍。ある意味でここには、健全な企業のあり方が提示されているといえるかもしれません。 では、「20%ドクトリン」とはなんなのか? そのことについては、「はじめに」で著者が説明しています。 これはグーグルで最初に考案された方針である。グーグルの社員は、勤務時間の5分の1を自分が思いついたプロジェクトに使うことが認められ、ときにはそうすることが奨励される。週に1日でもいいし、月に4日でもいい。あるいは1年に2カ月半でもかまわない。厳密なルールはない。 (17ページより) つまり勤務時間中の20%を自分の考えのために用いることで、従来の勤務体系内では思いつけないような斬新なアイデアを生み出そうという
人間は日常生活で困っている他人を見ると、たとえそれが自分の知らない人であっても助けてあげたい衝動にかられ、多くの場合何らかの親切を行う性質を持っている。この理由を説明するために提唱されたのが「社会間接互恵性」と呼ばれる仕組み。ある人が親切な行動をした結果、評価が高まり、他者への親切な行動が回り回って別の第三者から返ってくることを指す。これはまさに「情けは人の為ならず」ということわざが表す内容と同じこと。しかし、この仕組みが日常生活でも働いているかは、これまで示されていなかった。 大阪大学の研究グループは、保育園で5~6歳齢児を対象として日常生活での幼児同士の利他行動のやり取りのデータを収集し、「社会間接互恵性」の仕組みが実際に働いていることを世界で初めて発見した。この成果は8月7日付けでPLOS ONE誌に発表された。 この研究グループは、別の児童に親切な行動を行った児童(「親切児」)とそ
ビッグデータや各種のマーケティング・ツールによって、膨大な顧客データの収集・分析がますます可能となっている。しかしマーティンは、定量分析にのみ頼ることの落とし穴を指摘する。顧客をより深く理解するために最も大事なことは、何だろうか。 エージェンシー理論で知られるマイケル・ジェンセンは、定性的なパフォーマンス評価について明快な見解を持っている。彼によると、部下は上司から定性的な評価を受けるのを嫌うという。評価がマイナスの場合は特にそうである。部下は定性的な評価には否定的で、フィードバックは定量的なものだけにしてほしいと求める。 ジェンセンは意外にも、上司にこうアドバイスする――フィードバックが定性的であることを詫びるのではなく、部下に対して「純粋に定量的な指標で評価ができるのなら、あなたの仕事は外注されるだろう」 と伝えるべきであると。なぜなら、その仕事の重要な部分がすべて定量化できるのなら、
【宮沢崇志】今回の衆院選で各党の主張が似ている。政策の内容ではない。掲げるキャッチフレーズの表現が似ているのだ。短いひとことに「、(読点)」と「。(句点)」をつけるスタイル。主要各党の「キャッチフレーズを、比べてみる。」。 民主党は「動かすのは、決断。」を掲げる。党の新聞広告にも野田佳彦首相の写真と組み合わせ、大きな文字で使われている。 「。」をつけるスタイルは2009年の衆院選でも使った。マニフェストの表紙には「政権交代。」。他党の党名にもなった「国民の生活が第一。」も民主党のロゴの上に組み合わせていた。 今回のフレーズは「決断する政治」にこだわる野田首相の肝いり。民主党広報委員会の担当者は「専門家の意見も取り入れて決めた。力強さを出す。決意をいかに伝えるか。文字にしたときのデザイン的な観点も考慮している」と話す。 自民党は「日本を、取り戻す。」だ。安倍晋三総裁が選出された総裁選
[オスロ 29日 ロイター] ノルウェーサッカー協会(NFF)は、試合で4点差以上の大差をつけられたチームは、選手を1人増員できるとする斬新なアイデアを提案している。 かつてノルウェー代表で100キャップを獲得したヘニング・ベルグ氏は「より拮抗した試合につながる、いいルール」と賛同。「0─17で負けるのも、17─0で勝つのも楽しくない」と述べた。 一方、元ノルウェー代表選手で、現在ノルウェー1部のオースレンで監督を務めるキエテル・レクダル氏は「より多くの選手に出場機会が与えられるのはいいことだが、実力で上回る相手にとって罰となるようなことをするのは良くない」と指摘した。
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