京急の赤い電車「1000形」、買い手つかず 横須賀 2008年05月27日 今年3月で廃車となった京急電鉄の赤い電車「1000形」車両の販売会が25日、横須賀市内の車両工場であった。車両を丸ごと手に入れる、鉄道ファンにとって夢のような機会だったが、価格や輸送面で折り合わず、この日は買い手がつかなかった。このまま購入者が現れなければ解体されるため、京急は「末永く大事にしてくれる方が見つかれば」と願うばかりだ。 ずらりと並んだ京急の車両。なかでも1000形(右)はファンから注目を集めていた=横須賀市 車両撮影コーナーでも人気の高かった京急の赤い電車「1000形」(右から1、2車両目)=横須賀市 車両販売会は、京急ファインテック久里浜事業所内であった「ファミリー鉄道フェスタ2008」の目玉イベントの一つ。京急創立110周年を記念し特別に企画された。 1000形車両は59年から78年まで計356両