Home » 歴史・家紋 片喰紋 -平和的、協調的、平凡な極めて日本的な紋- 長曾我部元親、田中正造、藤子・F・不二雄... 片喰は、日本の普通の農村、野山に自生する、いわゆる雑草である。 江戸時代、葵紋は徳川家の紋所として、その他の人が使用するのが禁止されていた。 この葵紋と類似した形状を持つ片喰紋は爆発的に広まった。 普通にノンポリで、普通に可愛いい物好きで、普通に平和的で、普通に協調性のある日本人を一番よく表している紋である。 落語等で、「あの、おケツが3つ付いた紋」などと、滑稽に言い表されることがあるが、これは葵紋へのパロディと片喰紋への親しみを表現していたのだと思う。 日本で一番、広く使用されている家紋。 田中姓に多く使用されているとも言われているが、特に、田中姓が西日本に広く分布していることと平行して、西日本の地域ではほとんど1位である。 山形県、福島県、茨城県、東京都、長野県