「東洋のマタ・ハリ」は生きていた?=処刑逃れ、78年まで長春で−中国紙 「東洋のマタ・ハリ」は生きていた?=処刑逃れ、78年まで長春で−中国紙 【北京15日時事】満州国建国にかかわった旧日本軍のスパイで、1948年に北京で処刑されたはずの「東洋のマタ・ハリ」こと川島芳子が、処刑を逃れ、中国東北地方の吉林省長春(旧新京)市で1978年まで生きていたとする証言が飛び出した。同省の日刊紙・新文化報が15日までに報じた。芳子をめぐっては処刑直後から替え玉を使った逃亡説がささやかれてきたが、その後30年間も生存していたという証言は初めて。 証言したのは長春市の女性画家、張◆(金ヘンに玉)さん(41)。張さんの母(64)は残留日本人孤児で、引き取って育てた男性が2004年末、86歳で亡くなる直前、義理の孫の張さんを枕元に呼び「お前が小さいころ世話をしてくれた『方おばさん』は実は川島芳子だ」と明かし、