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ブックマーク / drevolution.hatenadiary.org (13)

  • ネット配信とケーブルテレビ - Distribution Revolution

    では、広告収入の急減に見舞われている民放の厳しい状況と比較したJ-COMの好調さ*1がしばしば語られています。でも、アメリカでは少し事情が違います。地上波のテレビネットワークに向けられる広告費はアメリカでも減っていますが、最近は「ケーブルや衛星放送などの有料放送は今後ネット配信の普及によりネガティブな影響を受けることになるのではないか」といった論調を見かけるようになってきました。あちらでは、必ずしもケーブルテレビなどの有料放送が"勝ち組"だとは考えられていないようです。 例えば、アメリカ最大のケーブル・オペレーター*2であるComcastは、2008年でケーブルテレビの契約数(Video Customers)が57.5万件、第4四半期だけで23.3万件減少しています(ComcastのEarnings Reportより)。全体で2400万件という巨大なケーブルTV加入者を抱えるComca

    ネット配信とケーブルテレビ - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2009/03/27
    JCOMの好決算に見られるように日本ではCATVが好調だが、米国での認識は違い、CATVもネットの影響を受けるのではないかとの指摘。
  • 経済危機と動画のネット配信ビジネス - Distribution Revolution

    Economistに、現在の経済危機がネット上のフリー・エコノミーに与える影響を分析する記事(The end of the free lunch―again)が出ていました。多少自分なりの解釈も込めて訳すと、大まかに次のようなことが書かれています。 「現在の経済危機により、ウェブ上で各種サービスを無料で提供するというビジネスモデルに無理があることが再び明らかになってきている。ドットコム・バブルの最中にもニュースや音楽、ネットへの高速接続などの無料サービスが数多く立ち上がったが、2001年のバブル崩壊とともに多くが立ち行かなくなった。彼らは有料モデルへの転換などを図ったが上手くいったところはほとんどなかった。ところが2004年にWeb2.0バブルが始まると、同じ事が再び起きた。前回の失敗は"ブロードバンド接続が普及していなかったからだ"という理由付けで片づけられるようになり、再びさまざまな無

    経済危機と動画のネット配信ビジネス - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2009/03/24
    無料モデルは、今現在存在するライバルとだけでなく、好況時に無料モデルでサービスをスタートさせた過去とも争うことになる。
  • ウェブ上でこんな「目利き」のサービスが欲しい - Distribution Revolution

    前回のエントリーではオンラインビデオの目利きサイト誕生という話題を取り上げましたが、この「オンラインビデオの目利き」について、前からこんなことができたら良いのになと考えていることがあります。エンターテインメント系のコンテンツではなく、より報道やドキュメンタリーに近い動画コンテンツの目利きと紹介をウェブ上で行うサービスです。 ドラマやコメディに比べてドキュメンタリー系のコンテンツは地味ですし視聴者の数もずっと少ないのは確かです。でも、その中には人をぐっと惹きつける魅力を持つ力作が含まれているのも事実です。そしてそうした作品がネット上で無料公開されている場合もあるのです。 例えば、ベネズエラのチャベス政権を襲ったクーデター未遂の一部始終を、たまたまチャベスを取材するために現地を訪れていたアイルランドのクルーが撮影したドキュメンタリー映画の『The Revolution Will Not Be

    ウェブ上でこんな「目利き」のサービスが欲しい - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2009/03/11
    幾つかの秀作の紹介と、話題にされることの少ないドキュメンタリーオンラインビデオの目利きサイトがあればいいのにという指摘
  • eBayとYoutubeで個人版"ジャパネット高田"ができる? - Distribution Revolution

    最近、「昔(30〜40年ぐらい前)の二眼レフカメラ(こんなの)が欲しいな〜」と思いきりアナログなことを考えているのですが、二眼レフのカメラってどうやって使うんだ?とネットで調べていたらちょっと面白い動画をみつけました。こちらです。 カメラ屋のジョンさんが、自分がeBayに出品しているカメラを「写真だけじゃわからないところもあるから」とビデオに映して紹介し、自らも出演して「こんなにきれいでしょ」とPRする、言わば"ジャパネット高田"風の動画です。素人が制作したシンプルなビデオですが、個人売買のネットオークションと、Youtubeを通じた顔出し商品PRを組み合わせたところが面白いなと感じました。 ネットオークションには実物を手にとって確かめられないというリスクがありますが、特に古いカメラなどの場合はその点が大きなマイナス要因になります。eBayには膨大なクラシックカメラが出品されていて探す際に

    eBayとYoutubeで個人版"ジャパネット高田"ができる? - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2009/03/11
    「二眼レフカメラ」を動画で紹介してeBayに出品した米国のカメラ屋さんの話。タイトルに惹かれてブクマ。
  • 「U2 3D」に見る3D映画の可能性 - Distribution Revolution

    遅まきながら、日でもこの週末からようやく映画「U2 3D」の上映が始まりました。この映画は、その名の通りロックバンドU2のライヴを3Dで映画化したものです。私見ですが、作りの丁寧さや3D映像の効果的な使い方といった点で、今の3D映画の最高峰をゆく作品だと思っています。 僕がこの映画を初めて見たのは、ちょうど1年ほど前、アメリカにいた時のことです。Real Dという、映画館で3D映画を流すための立体映像技術を開発する会社の人の話を聞く機会があり、そこで「U2 3D」を含む幾かの3D映画の試写をしてもらったのです。そして、「ベオウルフ」や「センター・オブ・ジ・アース」*1、3D化された「ポーラー・エキスプレス」などの大作が並ぶ中でひと際強い印象を受けたのが「U2 3D」でした。それまでは、3D映画というのはアニメやアクション映画のためのものだろうと思っていたので自分でも全く予想外だったので

    「U2 3D」に見る3D映画の可能性 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2009/03/11
    「従来、3D映像は『動き』をいかにして立体的に見せるかに重点が置かれてた。『U2 3D』は"ライヴ会場"や"ステージ上"といった『場所』を立体的に見せることが重視されていた」
  • 日本のドラマの多言語配信実験 - Distribution Revolution

    日経新聞に、日音楽事業者協会が経産省の委託を受けてYoutube上で日のドラマの多言語配信実験を始めるという記事が出ていました(こちら)。音事協に加盟する芸能プロダクションの協力を得て、今日から3月末までの期間、「プロダクション23社に所属するタレントや歌手42組が出演するインターネット向けドラマ『恋のパラドラ』を制作。英・中・韓・スペイン・ポルトガル語の字幕を付けて配信する。」とのことでした。 音事協のウェブサイトにあるプレスリリースはこちらです。ドラマの詳細はこちら。全8で、1話完結のラブストーリーでありながら登場人物や場所、アイテムなどが前後の回でリンクをしていくという作りになっているそうです。23社からのタレントと42組の歌手が参加するドラマという数字だけを聞くとどんな大作かと思うのですが、メインキャストも主題歌も回ごとに入れ替わって行くからそんなに人数が増えるんですね。 そ

    日本のドラマの多言語配信実験 - Distribution Revolution
  • ソニーがネット動画配信サービスの「branco」を打ち切りへ - Distribution Revolution

    ソニーは今年の3月に日でパソコン向けの無料ネット動画配信サービス「branco(ブランコ)」を立ち上げましたが、2009年1月30日でサービスを終了することになったそうです。 brancoを運営しているソニーマーケティングによる告知はこちらです。そこでは次のような説明がされています。 brancoは、無料でお楽しみいただける映像サービスとしてスタートしましたが、会員数が当初目標から大きく下回ることとなり、事業のあり方や将来性について見直しを進めてきました。同時に当社を取り巻く経営環境の悪化も顕在化し、事業継続は難しいとの判断にいたりました。 このニュースを伝える日経新聞の記事によると、ブランコは「来春までに100万人の会員獲得を目指したが、現時点で約15万人と伸び悩」んでいて、それがサービス終了を決断する大きな要因となったようです。加えて、昨今の景気低迷の影響で広告出稿の状況が一段と厳し

    ソニーがネット動画配信サービスの「branco」を打ち切りへ - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/12/28
    ソニーの無料動画配信サービス打ち切りに関して。
  • ネット動画と長尺CMの「まとめ視聴」 - Distribution Revolution

    Ad Ageに、Huluによる広告実験についての記事が載っていました。Huluは、番組の冒頭に加えて編の途中に数回30秒のスポットを流すというのを広告の基パターンとしています。でも一部のコンテンツでは、この基パターンの他に「2分程度の長尺CMを冒頭に流し、番組編では広告が入らない」という形式でも広告を準備していて、その場合はどちらの形で広告を流すのかをユーザーが選択できるようになっています。そして、Ad Ageの記事によると(といってもHuluが発表したデータを元にしているようですが)、このような選択肢が与えられた場合88%という圧倒的多数のユーザーが編の前にまとめて広告を見る方を選んでいるんだそうです。 最近取り上げたIBMのデジタルメディア使用に関するユーザー調査でも、「オンラインビデオの広告は編の前か後に入れられるのが望ましい」という結果が多数を占めたということが紹介され

    ネット動画と長尺CMの「まとめ視聴」 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/12/01
    Huluユーザーに「本編途中に30秒の広告が数回入る」「冒頭で2分程の長尺CMが入る」を選択できるようにしたところ、88%が本編前の長尺を選ぶ。
  • IBMのデジタルメディア調査 - Distribution Revolution

    つい最近、IBMがデジタル・メディアについての面白い調査結果を発表しました。Hollywood ReporterやMediaPostなどでも紹介されていることから、アメリカのメディア・エンターテインメント業界で一定の注目を集めていると言えそうです。IBMの英文プレス・リリースはこちらから見ることができます。日語の抄訳もあるのですが(こちら)、訳が粗く、また一部原文の意味を取り違えて訳されているのではないかと感じられる箇所があるので(詳細は後述)、興味のある方はできれば英文を読むことをお勧めします。 これはアメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、インド、そして日の6カ国で2800人を対象に行ったオンライン調査で、消費者としてどのようにデジタルメディアに接しているかを尋ねるものです。今回は調査結果のサマリーが発表されましたが、年内にはもっと詳しいレポートとしても発行される予定だそうです

    IBMのデジタルメディア調査 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/11/29
    Online Video視聴が増えるにつれTV視聴減少。両者は補完関係にない。「視聴者のカウチポテト的行動を変えるかもしれないことを示唆」。他、60%がincentiveあれば個人情報提供可、40%が複数デバイスでの視聴に興味など。
  • Huluの収益予測 - Distribution Revolution

    Financial Timesに、HuluとYoutubeの広告売上を予測する記事が載りました。調査をしたのはArash AmelというScreen Digestのアナリストです。 そこでは、Youtubeは今年1億ドル、Huluは7000万ドル程度の広告収入を得ると予測されています。それが、来年には両社ともアメリカで1.8億ドル程度の収入と同レベルになるだろうということです。これまで、Huluの広告収入を具体的な数値を挙げて推測していたのはSilicon Alley Insiderぐらいでした(今年の広告収入が最大で9000万ドル程度という推測)。Screen Digestの見込みはそれよりも少し控え目になっていますが、来年にはYoutubeに並ぶ、あるいは追い越すという見立ては、今年6月のCNETの記事にも書かれていたものです。アメリカやイギリスでは、この夏ぐらいから、テレビ番組などプ

    Huluの収益予測 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/11/22
    09年にYouTubeとHuluの広告収入は1.8億$で並ぶ。Huluは1200万$の粗利益を出し損益では既に逆転。YouTubeの広告はcontentsの数%、Huluは80%に付く。米英では08年夏からUGCよりプロ映像の方が広告を引きつけやすいと広く認識。
  • 配信フォーマットの共通化に向けた動き - Distribution Revolution

    1週間ほど前のHollywood Reporterにちょっと気になる記事が出ていました。「Digital-delivery standard in sight」と題された記事で、ハリウッドのスタジオたちの間で映像コンテンツのデジタル・ファイルを配信する際のスタンダードとなる規格を策定するための取り組みが始まったという内容のものです。この規格は、仮の名称でDigital Video Package (DVP)と呼ばれているそうです。 一見、「今までそんなことも行われていなかったの?」と思ってしまいそうなことです。でも、「VHS対ベータカム」、「ブルーレイ対HD DVD」、「アナログハイビジョン対デジタルハイビジョン」といった過去の争いに見られるように、関係各社の利権と思惑が入り乱れる映像ビジネスの世界で何らかのスタンダードを決めるということは決してたやすいことではありません。とはいえ、コンテ

    配信フォーマットの共通化に向けた動き - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/11/16
    文字メディアでは記事の外販は普通のこととなった。映像メディアも同じ流れをたどるだろう。
  • 金融危機とコンテンツのネット配信ビジネス-1 - Distribution Revolution

    僕は英米のニュースメディアやブログなどを主な情報源にして映像のネット配信の発展をウォッチしているのですが、リーマン・ブラザーズの破たんをきっかけに金融危機や株安・ドル安などが一気に広まる中、アメリカではオンライン・ビジネスの今後の見通しに対する論調に一部変化が見られるようになってきたように感じられます(全体の流れが変わっているというのではなく、あくまで一部に見られる動きです)。今日はそんな話をコンテンツのネット配信ビジネスに絡めて書いてみたいと思います。 僕が感じている変化とは、今回の経済危機によって、ここ数年ネット界が突き進んできた「いろんなサービスやコンテンツをユーザーに無料で提供して広告で収益を上げる」というビジネスモデルに揺らぎが見られるのではないかいうことです。このモデル全体の有効性が失われるということではないのですが、「無料+広告=万能」という公式が少なくとも一部の企業にとって

    金融危機とコンテンツのネット配信ビジネス-1 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/11/03
    景気後退により無料広告モデルが変化する可能性の考察。無料で知的労働の奉仕を行うモデルから貢献した者に金で報いるモデルへの変化ほか。
  • Huluのサービス開始1周年 - Distribution Revolution

    2007年10月29日にHuluがサービスを開始してから1年が経ちました*1。TechCrunchにその話題を扱った記事が出ています(英語の元記事はこちら、日語訳はこちら)。「立ち上がる前はHuluに対して散々な低評価をしていたけれど、実際は予想をはるかに超えるサービスになっていた」ということを認める内容のものです。アメリカのメディア・エンターテインメント業界で働く他の多くの人も、度合いは異なれ同様の感想を持っているのではないでしょうか。 上の記事によると、今年9月にHuluがストリーミングで流したビデオは前月比プラス42%の1億4200万回に達していたというそうです(元データはNielsen)。すさまじい成長ペースですが、同じく上記記事の「現在までに7万2千件のレビュー、1万4千件のフォーラムへの投稿が行われた。Huluによると、先月は5万件のメールによる感想を受け取ったそうだ。」とい

    Huluのサービス開始1周年 - Distribution Revolution
    pinball-1973
    pinball-1973 2008/11/01
    HuluCEOのJason Kilarの発言を紹介。技術とコンテンツの両方が分かってるタイプなんだろうか。曰く「ネット上のサービスは、共有(sharing)とコミュニティ(community)がすべて」。
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