少子高齢化が進むに伴って、その規模が縮小しているマーケットも少なくない。一方、こうした時代を背景に注目が高まっている市場の一つに保険がある。 医療・介護・年金へのニーズの高まりが、マーケットの成長につながっている。とは言え、日本の生命保険普及率は90%(生命保険文化センター 平成24年版「生命保険に関する全国実態調査」より)と高く、市場は飽和状態であるのも事実。また、保険という商品ならではの悩みも多い。 アクサ生命保険・松田貴夫氏は、「ライフサイクルの長い商品であるがゆえ、お客さまにサービスの対価を感じていただきにくい。そうしたなか、当社ブランドを選んでいただくきっかけづくりとして、ブランディングは非常に重要」と強調した。 日本における同社のシェアは5~6%で、業界第6位。国内の知名度はさらなる拡大の余地があるものの、グローバルで見れば資産運用総額127兆円、1億200万人の顧客を持つ世界