ノーベル平和賞を受賞し、現在、服役している中国の民主活動家、劉暁波氏の義理の弟が、ことしになって当局に拘束されたことが分かり、中国当局が劉氏の家族に対する圧力を強めているという見方が広がっています。 中国の民主化を訴えた劉暁波氏は、懲役11年の判決を受けて服役中で、2010年にノーベル平和賞に選ばれた直後からは妻の劉霞さんも北京市内の自宅で軟禁状態に置かれています。 こうしたなか、夫妻の支援者によりますと、妻の劉霞さんの弟の劉暉氏が、ことし1月末、中国当局に拘束されたことが分かりました。劉暉氏は、去年も当局に拘束され、その後、釈放されていましたが、今回改めて拘束され、AP通信などは、劉暉氏が商取引に関する詐欺の罪で起訴されたと伝えています。 支援者たちは、去年12月、軟禁中の劉霞さんが当局の監視の目をかいくぐって自宅を訪れた友人と面会したときの映像が、インターネットの動画投稿サイトで公開さ