Firefox 3.5の起動の遅さは、ネックの一つだ。とくに初回起動に時間がかかり、Google Chromeと比べると差が顕著といえる。かといって、Internet Explorerのように部品の一部をOSの一部としてあらかじめ読み込んでおくこともできない。 Firefox 3.6では、地道な改良で起動時間の短縮を目指すことにした。その計画を記したものは、Firefox Sprintsの一環となるプロジェクト、『Startup Time Improvements』のWebページで見られる。要するに、起動プロセスの中でどの処理にどれだけの時間がかかるのかをまず明らかにし、次いでボトルネックになっている部分を解消しようというわけだ。 ただ、劇的なスピードアップはアーキテクチャの大変更を伴わないと達成できないため、今年10月下旬ころのリリースを目指すFirefox 3.6にはとうてい間に合わな