英スコットランド・オークニー諸島ノースロナルドセー島で海藻を食べるヒツジ(2021年9月7日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP 【11月13日 AFP】英スコットランド沖オークニー諸島(Orkney Islands)の小さな島に、冬の間の餌として海藻を食べるヒツジが数千匹生息している。このユニークな食性について科学者らは、地球温暖化の原因の一つである、メタンガスの排出削減に希望をもたらすものだと指摘している。 海藻を食べるヒツジがいるのは、人口約60人のノースロナルドセー(North Ronaldsay)島。ターコイズブルーの海と岩だらけの浜に囲まれた、南北に5キロほど延びる小さな島だ。 ノースロナルドセー島では19世紀初め、ヒツジが畑や道路に入るのを防ぐために大きな石壁が設けられた。それ以降、ヒツジたちは内陸部に進入できなくなり、海岸沿いで生きることを強いられるようにな