トヨタの新型クラウンは、SUVを主体とした4つの車型で発表されました。こうした「背の低いSUV」が増えているのはなぜでしょうか。SUVはいま、SUVらしくなくなっているといえそうです。 全高1700mm台→1600mm台→「それ以下」が増加中 SUVの人気は留まるところを知らないようです。あのトヨタ「クラウン」ですら、新型はSUVを中心とした4つの車型で発表されました。 最近のSUVは、昔とちょっと変わってきたような気がします。どこが変わったかと言えば「高さ」です。それは新型クラウンのスタイリングにも如実に表れています。 拡大画像 新型クラウン。4つの車型のうち、セダンとSUVを掛け合わせた“クロスオーバー”が最初に発売される(画像:トヨタ)。 もともとSUVは、舗装路ではなく、土の道、つまりオフロードを走るクルマをルーツとしています。デコボコの道を走破するためには、クルマの床面を高くする