カシミア製のマフラー カシミア(英: cashmere)は、カシミアヤギ(英語版)(カシミアゴート)から取れた動物繊維(獣毛)、またそれを織った毛織物。日本の家庭用品品質表示法上の表記はカシミヤ。 名前はインドの北部高山地帯のカシミール(Kashmir)地方の古い綴りに因む[1]。シルクロードを経てローマに運ばれてこの名が起こったとされる[1]。 特徴[編集] カシミアヤギ(カシミアゴート)は1頭当たりの産毛量が少なく、軽い、手触りがよい、暖かいという特徴を有する[1]。その高価さもあいまって「繊維の宝石」とも呼ばれる。 カシミアヤギ(カシミアゴート)のうぶ毛は、表皮と皮質層からなり、ウールと同じように表面をスケールが覆っている[1]。1本の繊維は中央が太く、毛根と毛先の両端に向かって細くなっている[1]。 カシミアの原毛は、色によってホワイト、ライトグレー、ブラウン、ライトフォーンに分け