防衛省は、来年度予算案の概算要求で、過去最大となる、およそ7兆7400億円を求めることを決定し、イージス・システム搭載艦を2隻建造する費用などが盛り込まれています。 防衛省は31日、防衛力の抜本的強化の2年目にあたる来年度予算案の概算要求で、過去最大となる7兆7385億円を求めることを決めました。 この中では、イージス・システム搭載艦を2隻建造する費用として、3797億円が盛り込まれました。 これは、改修が必要となることが判明したため配備を断念した、陸上設置型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策で、最初の1隻は2027年度の就役を目指すとしています。 また、相手のミサイル発射基地などを攻撃できる「反撃能力」としての活用が念頭にある「スタンド・オフ・ミサイル」については、改良を進めている「12式地対艦誘導弾」よりも射程が長く正確性も高いミサイルを新たに開発する費用として、32